ニュースリリース

2012年03月22日 [プロオーディオ]

好評の「Centralogic」を核に音楽的な音作りからライブレコーディングまで対応

音質、操作性、信頼性のすべてにおいて大きく進化した次世代ミキサー

ヤマハ デジタルミキシングコンソール
『CLシリーズ』

- 規模や目的に合わせ柔軟なシステム構築が可能な3モデルとI/Oラック、4月から順次発売 -

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ヤマハ デジタルミキシングコンソール『CL5』 オープンプライス

ヤマハ デジタルミキシングコンソール『CL5』
オープンプライス

※関連製品画像はページの最後をご参照ください

ヤマハ デジタルミキシングコンソール『CL3』 オープンプライス (メーターブリッジ「MBCL」はオプション)

ヤマハ デジタルミキシングコンソール『CL3』
オープンプライス (メーターブリッジ「MBCL」はオプション)

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ヤマハ デジタルミキシングコンソール『CL1』 オープンプライス(メーターブリッジ「MBCL」はオプション)

ヤマハ デジタルミキシングコンソール『CL1』
オープンプライス(メーターブリッジ「MBCL」はオプション)

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 ヤマハ株式会社(本社:静岡県浜松市中区中沢町10-1、社長:梅村 充)は、プロフェッショナルオーディオ機器の新製品として、ヤマハ デジタルミキシングコンソール『CLシリーズ』および同シリーズに対応したI/Oラック『Rio3224-D』『Rio1608-D』を2012年4月から順次発売します。

価格と発売日

品名 品番 価格 発売日
ヤマハ
デジタルミキシングコンソール
CL5 オープンプライス 2012年4月
CL3 オープンプライス 2012年7月
CL1 オープンプライス 2012年7月
ヤマハ I/Oラック Rio3224-D オープンプライス 2012年4月
Rio1608-D オープンプライス 2012年7月

製品の概要

 当社は、1987年に初のデジタルミキサー「DMP7」を発売以来、幅広い分野におけるデジタルミキサーの普及を牽引してきました。中でも2001年発売の「PM1D」を筆頭とするコンサート用デジタルミキサーは、ライブサウンドのソリューションを大きく変革し、世界的に高い評価を獲得しています。今年はデジタルミキサー発売25周年にあたり、次の新たなステップへの期待も高まっています。

 このたび発売する『CLシリーズ』は、音質・操作性・機能、そして信頼性のすべてにおいて大きく進化した次世代のライブコンサート用デジタルミキサーです。当社独自の「VCMテクノロジー」と「Rupert Neve Designs」のコラボレーションから生まれた高品位エフェクトや、先進の操作体系「Centralogic」をベースにブラッシュアップされた操作性、自由度の高いリモートコントロール機能、本格的なライブレコーディングへの対応など、現場の要求に高いレベルで応えるさまざまな特長を備えています。

 詳細は以下の通りです。

主な特長

1.大きく進化した次世代のライブコンサート用デジタルミキサー

 『CLシリーズ』は、現代のミキシングコンソールに求められる姿を新しい視点とテクノロジーで具現化したものです。四半世紀にわたって進化を重ねてきたヤマハデジタルミキサーの歴史と実績に加え、Rupert Neve Designs社によるサウンドプロセシング、Audinate社によるネットワークシステム、Steinberg社によるライブレコーディングソリューションにより、音・操作性・機能という3つの重要な要素のいずれにも妥協しない製品に仕上げました。

 『CLシリーズ』には、基本性能は共通ながら入力数とフェーダー構成が異なる3タイプのデジタルミキシングコンソールと、入出力数が異なる2タイプのI/Oラックをラインアップしています。デジタルミキシングコンソールの『CL5』はモノラル72ch入力、『CL3』はモノラル64ch入力、『CL1』はモノラル48ch入力としており、いずれも8ステレオ入力と8つの「Centralogic」のフェーダーを備え、『CL3』『CL1』にはメーターブリッジ「MBCL」もオプションで用意しています。また、I/Oラックには、アナログ32入力/16出力+8ch AES/EBU出力 の『Rio3224-D』と、アナログ16入力/8出力の『Rio1608-D』を用意しています。

 これらの接続には、Audinate社が開発し世界的に活用されているネットワークオーディオプロトコル「Dante」を採用しており、低ジッター/低レイテンシーの高い基本性能を確保しながら、目的や規模に合わせて柔軟なシステムを構築できます。

2.好評の「Centralogic」を核としてさらに磨き上げた操作性

『CLシリーズ』は、アナログミキサーに慣れたオペレーターでもストレスなく使えるユーザーインターフェースとして好評の「Centralogic」を核に、操作性をより一層磨き上げました。大きく傾いたパネル上部から手前にかけて流れるような本体フォルムは、ディスプレイとフェーダーの滑らかな連続性を実現しており、フェーダーそのものも、視認性や触感を高めた新デザインのものを採用しています。また、新搭載の「User Defined Knobs」には任意の可変パラメーターをアサインでき、本番中のスピーディーなオペレーションをサポートします。

3.ナチュラルかつ音楽的なサウンドと音作りを彩るスタジオ定番のエフェクト群

音質の土台となる入出力部についてパーツ選定から再検証するとともに、設計の各段階でサウンドエンジニアによる「音」としての評価もフィードバックし、ナチュラルかつ音楽的なサウンドを実現しました。加えて自由な音作りのために、内蔵エフェクトをラックマウント感覚で自由に使える「Virtual Rack」に、新たに「Premium Rack」を追加しており、当社独自のモデリング技術「VCMテクノロジー」と、伝統のアナログサウンドを現代に継承し続けるRupert Neve Designs社とのコラボレーションによって生まれた「Portico 5033/5043」をはじめとする6種類のEQ/コンプレッサーを用意しました。レコーディングスタジオの定番として名高いアナログアウトボードによる音作りを、ライブの現場でも実現できます。

「Premium Rack」

「Portico 5033」

4.目的に合わせて活用できる充実のライブレコーディングソリューション

『CLシリーズ』は、近年のライブの現場で重要になってきているライブレコーディングにおいても、充実したソリューションを備えています。USBメモリーを用いた手軽な2トラックレコーディングから、DAW(デジタル・オーディオ・ワークステーション)と連携した最大64トラックのマルチトラックレコーディングまで幅広く対応します。また、Steinberg社が新たに開発したライブレコーディングに特化したDAWアプリケーション「Nuendo Live」を同梱しており、『CLシリーズ』から「Nuendo Live」のチャンネルネームやマーカー、トランスポートなどをコントロールできるなど、ミキサーとDAWが一体となったライブレコーディングが行えます。

5.利便性をさらに高める各種アプリケーション


「CL StageMix」

ライブ現場での作業や事前の準備作業の効率を高めるために、各種アプリケーションを用意しています。『CLシリーズ』のワイヤレスコントロールを可能にするiPad用アプリケーション「CL StageMix」をはじめとして、コンソールの各種セットアップをコンピューター上で行える「CL Editor」、当社のデジタルミキサー間でデータ互換を実現する「Yamaha Console File Converter」(CLシリーズ/PM5D/M7CL/LS9に対応)を用意しており、これまで作ってきたミキシングデータを引き続き活用することも可能です。

ヤマハ プロオーディオ機器サイト:http://proaudio.yamaha.co.jp/

主な仕様

デジタルミキシングコンソール『CL5』『CL3』『CL1』

サンプリング周波数 Internal 44.1kHz、48kHz
External 44.1 kHz: +4.1667%, +0.1%, -0.1%, -4.0% ±200ppm
48 kHz: +4.1667%, +0.1%, -0.1%, -4.0% ±200ppm
シグナルディレイ Less than 2.5ms, OMNI IN to OMNI OUT, Fs=48kHz
フェーダー 100mm motorized, Resolution=1024steps, +10dB to -138dB, -∞dB all faders
周波数特性 +0.5, -1.5dB 20Hz-20kHz, refer to +4dBu output @1kHz, OMNI IN to OMNI OUT
全高調波歪率 *3 Less than 0.05% 20Hz-20kHz@+4dBu into 600Ω,
OMNI IN to OMNI OUT, Input Gain = Min.
ハム&ノイズレベル *4 -128dBu typ., Equivalent Input Noise, Input Gain=Max.
-88dBu, Residual output noise, ST master off
ダイナミックレンジ 112dB typ., DA Converter,108dB typ.,
OMNI IN to OMNI OUT, Input Gain = Min.
クロストーク(@1kHz) -100dB *1, adjacent OMNI IN/OMNI OUT channels, Input Gain = Min.
寸法&質量 CL5: 1053mm×299mm×667mm, 36kg
CL3: 839mm×299mm *2×667mm, 29kg *2
CL1: 648mm×299mm *2×667mm, 24kg *2
消費電力 CL5/CL3/CL1: 170W, Internal Power Supply
CL5/CL3/CL1: 200W, Simultaneous use of Internal PSU and External PW800W
電源条件 AC100V 50/60Hz
動作保証温度 0°C to +40 °C
保存温度 -20°C to +60 °C
  • *1 クロストークの測定には 22kHz, 30dB/Octのフィルターを用いています。
  • *2 オプションのメーターブリッジ MBCLは含まれません。
  • *3 全高調波歪率の測定は80kHz, 18dB/Octのフィルターを用いています。
  • *4 ハム&ノイズレベルの測定にはA-Weight filterを用いています。

I/Oラック『Rio3224-D』『Rio1608-D』

サンプリング周波数 Internal 44.1kHz、48kHz、88.2kHz、96kHz
External 44.1 kHz: +4.1667%, +0.1%, -0.1%, -4.0% ±200ppm
48 kHz: +4.1667%, +0.1%, -0.1%, -4.0% ±200ppm
88.2 kHz: +4.1667%, +0.1%, -0.1%, -4.0% ±200ppm
96 kHz: +4.1667%, +0.1%, -0.1%, -4.0% ±200ppm
シグナルディレイ Less than 3ms INPUT to OUTPUT, connect with CL5 using Dante,
Dante Receive Latency set to 0.25ms (one way), Fs=48kHz
周波数特性 +0.5, -1.5dB 20Hz-20kHz,
refer to +4dBu output @1kHz, INPUT to OUTPUT, Fs=44.1kHz, 48kHz
+0.5, -1.5dB 20Hz-40kHz,
refer to +4dBu output @1kHz, INPUT to OUTPUT, Fs=88.2kHz, 96kHz
全高調波歪率 *3 Less than 0.05% 20Hz-20kHz@+4dBu into 600Ω, Fs=44.1kHz, 48kHz
Less than 0.05% 20Hz-40kHz@+4dBu into 600Ω, Fs=88.2kHz, 96kHz
INPUT to OUTPUT, Input Gain = Min.
ハム&ノイズレベル *4 -128dBu typ., Equivalent Input Noise,
Input Gain=Max.-88dBu Residual output noise, ST master off.
ダイナミックレンジ 108dB typ., INPUT to OUTPUT, Input Gain = Min.
クロストーク(@1kHz) -100dB *1, adjacent INPUT/OUTPUT channels, Input Gain = Min.
寸法&質量 Rio3224-D: 480mm×232mm *2×361.5mm, 12.4kg
Rio1608-D: 480mm×144mm *2×361.5mm, 8.8kg
消費電力 Rio3224-D: 120W
Rio1608-D: 70W
電源条件 AC100V 50/60Hz
動作保証温度 0°C to +40 °C
保存温度 -20°C to +60 °C
  • *1 クロストークの測定には 22kHz, 30dB/Octのフィルターを用いています。
  • *2 ゴム足は含まれません。
  • *3 全高調波歪率の測定は80kHz, 18dB/Octのフィルターを用いています。
  • *4 ハム&ノイズレベルの測定にはA-Weight filterを用いています。
ヤマハ I/Oラック『Rio3224-D』 オープンプライス

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ヤマハ I/Oラック『Rio3224-D』
オープンプライス

ヤマハ I/Oラック『Rio1608-D』 オープンプライス

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ヤマハ I/Oラック『Rio1608-D』
オープンプライス

※AppleおよびiPadは、米国およびその他の国々で登録されたApple Inc.の商標です。

※文中の商品名、社名等は当社や各社の商標または登録商標です。

この件に関するお問い合わせ先

■報道関係の方のお問い合わせ先

ヤマハ株式会社
広報部 宣伝・ウェブコミュニケーショングループ 担当:木崎
〒108-8568 東京都港区高輪 2-17-11
TEL:03-5488-6605
FAX:03-5488-5063

■一般の方のお問い合わせ先

ヤマハ株式会社
プロオーディオインフォメーションセンター
TEL:03-5652-3618
FAX:03-5652-3634
(電話受付: 祝祭日を除く月~金/11:00~19:00)
オンラインサポート http://jp.yamaha.com/support/proaudio

※このニュースリリースに掲載されている製品情報や問い合わせ先などは、発表日現在の情報です。
発表日以降に変更される場合もありますので、あらかじめご了承ください。

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