ニュースリリース

2012年06月13日 [プロオーディオ]

業務用音響機器のノウハウとテクノロジーを活かしたトータルソリューションを提案

会議室や店舗・レストラン・宴会場などにフォーカスした新ラインアップ

商業空間向け設備用音響機器群を開発

− 音の入口から出口まで、規模やニーズに応じて必要とされる機能を実現、今秋より発売予定 −

PDFダウンロード(254Kb)

写真左から	マトリクスプロセッサー 『MTXシリーズ』パワーアンプリファイアー 『XMVシリーズ』シーリングスピーカー 『VXCシリーズ』サーフェスマウントスピーカー 『VXSシリーズ』

写真左から マトリクスプロセッサー 『MTXシリーズ』
パワーアンプリファイアー 『XMVシリーズ』
シーリングスピーカー 『VXCシリーズ』
サーフェスマウントスピーカー 『VXSシリーズ』

 ヤマハ株式会社(本社:静岡県浜松市中区中沢町10-1、社長:梅村 充)は、2012年6月13日から米国・ネバタ州ラスベガスで開催される「インフォコム2012」と、大阪・グランキューブ大阪で開催される「サウンドフェスタ2012」において、店舗・宴会場・レストランなどの商業空間にフォーカスした設備用音響機器のラインアップを参考出品します。

 当社は、ライブSR(コンサート用音響)や劇場等の大型設備音響の分野において、デジタルミキサーをはじめとするプロフェッショナルオーディオ製品群で世界的に高い評価を得てきました。今回、参考出品する開発中のラインアップは、会議室や店舗・レストラン・宴会場などの中小規模の商業空間向け設備音響の分野においても、当社が培ってきた業務用音響機器のノウハウとテクノロジーを活かしたトータルソリューションを提案するものです。今秋から来春にかけて、順次発売を予定しています。

ラインアップの概要

 開発中のラインアップは、プロセッサー、パワーアンプ、スピーカーの3カテゴリーから成り、本ラインアップの機器を組み合わせて使用することで、音の入口から出口まで、商業空間における設備音響で必要とされるすべての機能を実現することができます。

1.マトリクスプロセッサー『MTXシリーズ』

スピーチやアナウンス用のマイクの他、CD等の音楽ソースを複数入力しミックスすることができるシグナルプロセッサーです。内蔵DSPを用い、現場の環境、用途に合わせた適切な音声処理を施すことで、その空間に最適な音響を提供します。また、複数の場所に異なる音楽、アナウンス等を出力するゾーニングの機能も装備しています。

2.パワーアンプリファイアー『XMVシリーズ』

ハイインピーダンス、ローインピーダンス両対応の4chパワーアンプです。新開発のデジタル音声フォーマット「YDIF」を搭載し、マトリクスプロセッサー『MTXシリーズ』とはアナログケーブルを用いることなくEthernetケーブルを使い簡単に接続することが可能です。

3.シーリングスピーカー『VXCシリーズ』、サーフェスマウントスピーカー『VXSシリーズ』

心地良い音楽再生と明瞭なアナウンス拡声を実現したスピーカーシステムです。インテリア性の高いキャビネットデザインにより、さまざまな商業空間にマッチします。すべてのスピーカーはハイ/ローのインピーダンスの切り替え機能を持ち、またサブウーファーもハイインピーダンス用、ローインピーダンス用のラインアップがあるため、さまざまな用途に対応可能です。

4.その他

『MTXシリーズ』を中心とした本製品ラインアップを統合し、設備音響システムをデザインするアプリケーションソフトウェア『MTX Editor』を用意しています。パワーアンプ、スピーカーの設定を含む音響システム全体のきめ細やかな設計、管理を行うことが可能です。
また、Audinate社が開発し、当社のデジタルミキシングコンソール「CLシリーズ」でも採用しているネットワークオーディオプロトコル「Dante」に対応したモデルもラインアップします。中小規模の設備音響のみならず、大規模音響設備の付帯設備としても活用可能な拡張性を備えています。

 各機器は単体でもその性能を十分発揮しますが、同一コンセプトにもとづいて開発された本ラインアップは、システムとして組み合わせることでそのパフォーマンスを最大限に活かすことができます。本ラインアップを導入することで、システム構築の簡略化・高い信頼性・高効率・柔軟な拡張性といった運用面でのメリットはもちろん、圧倒的な音のクオリティを実現し、商業施設における快適な音響空間の実現に貢献します。

開発の背景

 当社は、音・音楽の総合メーカーとして、100年以上の歴史を持つピアノ製造に代表される楽器製造とともに、音響機器においても幅広い分野にわたって革新的な製品を提供してきました。

 コンシューマー市場においては、世界的に評価を確立しているコンポーネントシステムなどのオーディオ/ビジュアル製品をリリースする一方、業務用音響機器市場においては、1987年発売の「DMP7」から今年2012年発売の「CLシリーズ」に至るデジタルミキサーが、世界トップクラスの劇場・ライブSR・放送局などの現場に導入され、グローバルスタンダードとしての地位を確立しています。

 業務用音響機器市場におけるこれらの実績は、常に時代の最先端を見据えた革新的な設計思想と、デジタルネットワーキングなどをはじめとする、その時代にもっとも優れた新技術やリソースを積極的に採用するといった、ヤマハならではのオープンなコンセプトによって具現化してきました。

 今回、商業設備空間をターゲットに新たに市場導入予定のこれら製品群にも、この設計コンセプト、品質に対するこだわりはそのまま受け継がれています。

 本ラインアップは当社が業務用音響機器の開発で培ったテクノロジーとノウハウを、商業設備空間音響のサウンドシステム設計に活かし、この分野に新たな感動と、新鮮な視点からのアプローチを提供します。

※各製品の発売日・希望小売価格は未定です。

※本リリースに記載の各製品の特長・仕様は暫定仕様です。改良のため変更する場合がありますのであらかじめご了承ください。

※文中の商品名、社名等は当社や各社の商標または登録商標です。

この件に関するお問い合わせ先

■報道関係の方のお問い合わせ先

ヤマハ株式会社
広報部 宣伝・ウェブコミュニケーショングループ 担当:木崎
〒108-8568 東京都港区高輪 2-17-11
TEL:03-5488-6605
FAX:03-5488-5063

■一般の方のお問い合わせ先

ヤマハ株式会社
プロオーディオインフォメーションセンター
TEL:03-5652-3618
FAX:03-5652-3634
(電話受付: 祝祭日を除く月~金/11:00~19:00)
オンラインサポート http://jp.yamaha.com/support/proaudio

※このニュースリリースに掲載されている製品情報や問い合わせ先などは、発表日現在の情報です。
発表日以降に変更される場合もありますので、あらかじめご了承ください。

関連リンク

Get Adobe Reader

PDFファイルをご覧いただくには、Adobe社の Adobe Reader®が必要になります。
最新の Adobe Readerは Adobe社のサイトより無料でダウンロード可能です。

Adobe® Reader™

ページトップへ戻る