2012年07月12日 [ ホームシアター・オーディオ]
定評ある高音質にいっそう磨きを掛けたハイクラスAVレシーバー、
<アベンタージュ>の新シリーズ3機種を発売
ヤマハ AVレシーバー
『RX-A3020』 『RX-A2020』 『RX-A1020』
ヤマハ AVレシーバー 『RX-A3020』
希望小売価格<税込>283,500円(本体価格270,000円)
写真上RX-A3020(B)ブラック、写真下RX-A3020(N)ゴールド
※RX-A2020/A1020の画像はページの最後をご参照ください
ヤマハ株式会社(本社:静岡県浜松市中区中沢町10-1、社長:梅村 充)は、ハイクラスAVレシーバー「RX-A3020」を10月上旬、「RX-A2020」を9月中旬、「RX-A1020」を9月上旬より、それぞれ全国で発売いたします。
価格と発売時期
品名 | モデル名 | 色 | 希望小売価格<税込> | 当初月産 予定台数 |
発売時期 |
---|---|---|---|---|---|
AVレシーバー | RX-A3020 | (B)ブラック (N)ゴールド |
283,500円 (本体価格270,000円) |
3,000台 | 10月上旬 |
AVレシーバー | RX-A2020 | (B)ブラック | 199,500円 (本体価格190,000円) |
4,000台 | 9月中旬 |
AVレシーバー | RX-A1020 | (B)ブラック | 126,000円 (本体価格120,000円) |
6,000台 | 9月上旬 |
製品の概要
今回発売する「RX-A3020」「RX-A2020」「RX-A1020」は、ハイクラスAVレシーバー「AVENTAGE」(アベンタージュ)の第二世代モデルです。ヤマハが誇る3次元立体音場再生の最高峰「シネマDSP HD3(エイチディ キュービック)」を搭載し、最大11.2chまでの拡張に対応するハイエンド9.2chモデル「RX-A3020」を筆頭に、リアプレゼンスチャンネルを含むフルスペック・シネマDSP<3Dモード>搭載のハイグレード9.2chモデル「RX-A2020」、そしてAVENTAGE基準の高性能・高機能を貫いたハイグレード7.1chモデル「RX-A1020」。いずれの機種においても、定評ある高音質をさらに入念に磨き上げるとともに、部屋の音響特性をより積極的に改善するYPAO-R.S.C.の改良、ネットワーク&アプリ機能の強化、4K映像対応、新開発ハイレゾリューション・ミュージックエンハンサーの搭載(RX-A1020除く)など、ヤマハのクラフトマンシップをもって音・臨場感・操作性の色褪せない本質を追求していくAVENTAGEシリーズの理念に基づき、その価値をいっそう確かなものにするアップデートを実施しました。
[ AVENTAGEシリーズについて ]
AVENTAGEシリーズは、音・臨場感・操作性の色褪せない本質を追求し、永い愛着に応えるヤマハのハイクラスAVレシーバーです。いつまでも飽きの来ないナチュラルな音質と優れた操作性、独創のシネマDSP技術に裏付けられた圧倒的な臨場感、そして時代を常にリードする先進性と快適性。そのすべてを、ヤマハのクラフトマンシップによって最高度に達成しています。なお、AVENTAGEシリーズは全製品5年保証です。
RX-A3020/A2020/A1020 主な特長
1.高音質
●ナチュラルサウンドの真髄を目指し、さらに進化したオーディオ回路
高速熱帰還型パワートランジスターと大容量制振ヒートシンクを採用した左右対称設計の高音質9ch仕様(RX-A1020は7ch仕様)ハイパワーアンプ、オーディオ入力部とD/Aコンバーター部の電位差を解消して微小信号の再生品位を高めるD.O.P.G.(DAC on Pure Ground)コンセプト、主要7ch分に採用したDSDダイレクト入力対応DAC「バーブラウンDSD1796」(RX-A3020に採用)などにより、ヤマハAVレシーバーの特長である「音の静寂性」を徹底追求。今回の新シリーズ開発にあたっては、内部配線や使用部品の見直し、グラウンドラインの補強、D.O.P.G.コンセプトのさらなる純化など音質に関わるすべてのパートを入念にリファインし、ナチュラルサウンドの真髄というべき透徹で品格あるサウンドを獲得しています。
●新開発ハイレゾリューション・ミュージックエンハンサー
あらゆる圧縮音声を活き活きと再現する従来のミュージックエンハンサーに加えて、RX-A3020/A2020には、非圧縮(CD、WAV)および可逆圧縮(FLAC)音声を最大96kHz/24bit分解能まで拡張処理する新開発のハイレゾリューション・ミュージックエンハンサーを搭載。よりデリケートな音楽的表現を非圧縮音声から引き出し、ピュアオーディオ再生の楽しさと可能性をさらに広げる、こだわりのミュージックエンハンサーです。
●<5番目の脚>を装備した制振・高剛性シャーシ
H型クロスフレーム(RX-A1020除く)やリジッドボトムフレームなど、ヤマハが培ってきた機構設計のノウハウを集約し、理想的な機械的強度と重量バランスを発揮する左右対称コンストラクションの制振・高剛性シャーシを採用。設置安定性を高めて筐体の共振を分散し、電源トランスの微細な振動をも抑制するアンチレゾナンステクノロジー(Anti Resonance Technology)を応用した<5番目の脚>とも相まって、力強くフォーカスの合ったサウンドを実現します。
●瞬発力とリアリティに貢献する3回路分離型パワーサプライ
大型電源トランスと特製カーボンシース・ブロックケミコンを搭載したオーディオ専用電源を中心に、映像・制御系などのデジタル回路用とFLディスプレイ回路用をそれぞれ独立させて全動作モードでのS/Nを高めた3回路分離型パワーサプライを搭載。各部への給電経路を最短化するとともに、音質に影響を与える磁場効果も給電レイアウトの工夫によりキャンセルすることで、音の瞬発力とリアリティをいっそう高めています。
2.臨場感
●部屋の音響特性をより積極的に改善する新型YPAO-R.S.C.
初期反射音を厳密に制御してホームシアターの臨場感を飛躍的に高める「YPAO-R.S.C.」。今回新たに、そのプログラムを改良して部屋の音響特性をより積極的に改善する新型YPAO-R.S.C.を全機種に搭載しました。さらに、複数の計測ポイントからのデータを総合的に判断して精度を高める「マルチポイント計測」(全機種)、室内の音響特性に合わせてシネマDSP効果を最適化する「DSPエフェクトレベルノーマライズ」、聴取位置とスピーカーとの位置関係を把握する「スピーカー角度計測」(RX-A3020)の4つの先進機能を視聴環境最適化システム「YPAO」に統合。専用施工されたシアタールームで楽しむような理想の視聴環境を再現する、ヤマハだけの先進機能です。RX-A3020/A2020では測定性能を向上させた新規デザインの測定マイクを採用しています。
- * R.S.C.= Reflected Sound Control
●3次元立体音場再生の最高峰、シネマDSP HD3(RX-A3020)
通常のシネマDSPを大きく上回る圧倒的な情報密度により、その空間情報をもっとも忠実に再現する3次元立体音場再生の最高峰「シネマDSP HD3(エイチディ キュービック)」の9.2ch再生を本機単体で実現。外部2chパワーアンプを加えて最大11.2ch再生に発展できる11.2chプリアウトも装備しています。
●ダイアログリフト&レベル調整に対応したシネマDSP<3Dモード>とVPS
音場に「高さ」方向のデータを加え、左右メインスピーカーの上部に設置したプレゼンススピーカーを使って立体的なサラウンド空間を再現するシネマDSP<3Dモード>を全機種に搭載。さらに、シネマDSP<3Dモード>をプレゼンススピーカーなしでも楽しめる「VPS」(バーチャル・プレゼンス・スピーカー)、セリフ位置の厳密な高さ調整が行える「ダイアログリフト」(VPS機能を利用して行うことも可能になりました)、また新機能として「ダイアログレベル調整」(セリフ単独の音量調整)も装備しています。
3.ネットワークオーディオ
●AirPlayに加えて、Android端末からのワイヤレス音楽再生にも対応
お手持ちのiPod touch/iPhone/iPadやパソコン内のiTunesライブラリーに保存された音楽コンテンツをストリーミング再生できるAirPlayに対応。さらにヤマハオリジナルの専用アプリケーション「AV CONTROLLER」(詳細は後述)を使えば、iPod touch/iPhone/iPadに加えてAndroid対応スマートフォン/タブレット内の音楽コンテンツについても、ワイヤレスでの高音質ストリーミング再生が楽しめます。
●ヤマハの高音質技術が生きるネットワークレシーバー機能
NP-S2000に象徴されるヤマハの高音質ネットワークオーディオ技術を活かした96kHz/24bit再生対応、DLNA1.5準拠のネットワークレシーバー機能を内蔵しました。お手持ちのパソコンやNAS(ネットワークHDD)にストックした音楽コンテンツをピュアオーディオグレードの高音質で楽しめるほか、インターネットラジオ(vTuner)の聴取にも対応しています。
4.操作性
●新型iPadのRetinaディスプレイにも最適化した「AV CONTROLLER」
iPod touch/ iPhone/iPadやAndroid端末を使ってAVENTAGEの操作が行える*1ヤマハオリジナルの専用アプリケーション「AV CONTROLLER*2」に対応。電源や音量調整、入力ソース選択、シネマDSPのサラウンドモード選択などをリモコン感覚で快適にコントロールできるほか、iPod touch/iPhone/iPadやAndroidスマートフォン/タブレット内の音楽コンテンツを高音質でワイヤレス・ストリーミング再生できる独自の音楽再生機能も搭載しています。最新版(Ver.3.20)の「AV CONTROLLER」では、新型iPadのRetinaディスプレイへの最適化や音楽再生機能のサーチ機能追加、内蔵チューナーのマニュアル選局など、視認性と操作性もさらに改良しています。
- *1:本機と無線LANルーターとの有線接続が必要です。
- *2:iOS 4.2以降がインストールされたiPod touch(第3世代以降)/iPhone(3GS以降)/iPad、Android OS2.1以上に対応。iOS版はApp Storeから、Android版はGoogle Playから、それぞれ無償でダウンロードできます。
●パソコンのブラウザー上で操作できるウェブコントロールセンター
お手持ちのパソコンの標準ウェブブラウザー*3を使って本機を操作できる*4「ウェブコントロールセンター」を搭載。見やすいコントロールパネル(操作画面)で本機の動作状態を確認しながら、各種操作が確実に行えます。
- *3:動作確認済みウェブブラウザーはInternet Explorer 7.0以降です。
- *4:パソコンを接続したLANルーターと本機との有線接続が必要です。
●お気に入りの設定を瞬時に呼び出せるSCENE機能
シネマDSPプログラムや音質調整、2D/3D音場選択、パワーアンプアサインなどの各種設定を入力ソースごとに記憶してワンタッチで呼び出せるSCENE(シーン)機能。Blu-ray Discからインターネットコンテンツまで、視聴したいソースのボタンを押すだけでAVレシーバーの電源がオンになり、各ソースを楽しむための再生環境へのセットアップが瞬時に完了します。
●使いやすさを追求したリモコン
付属のリモコンはRX-A3020用が液晶表示&キー照光機能付きプリセット/ラーニングリモコン、RX-A2020用が液晶表示付きプリセット/ラーニングリモコン、RX-A1020用がプリセット/ラーニングリモコンを採用。特に、RX-A1020用リモコンは、今回新たに上級機譲りの形状と使いやすさを取り入れた新デザインとしています。
5.発展性
●4Kパススルー/アップスケーリングに対応した映像回路
次世代テレビ規格を先取りする4K映像伝送(パススルー)および4Kアップスケーリングに対応。さらにRX-A3020/A2020にはHQVビデオプロセッサー「VHD1900」を搭載し、より高度な映像コントロールが行えます。
●別室などでメインルームと異なるコンテンツも楽しめるZone対応HDMI出力(RX-A3020)
本機を設置した部屋(メインルーム)でシアター再生を楽しみながら、メインルームと異なる任意のAVコンテンツを、寝室やキッチンなどの別室に設置したHDMI対応テレビやホームシアターに伝送して同時再生できる「Zone対応HDMI出力」を新たにRX-A3020に装備。さらに、メインルームと同じAVコンテンツを別の部屋にHDMI伝送する「Zone B対応HDMI出力」を全機種に装備しました。いずれも、寝室やキッチンなどに設置したHDMI対応テレビやホームシアターでメインルームと同じAVコンテンツ(RX-A3020ではメインルームと異なるAVコンテンツも再生可)が楽しめるので、寝室やキッチンに移動して作品の続きを観賞したいときにも便利です。
6.ECOモードなど充実の省電力設計
使用できる機能を制限することなく実使用時の消費電力を約20%低減(当社実験値)し、「ながら視聴」やBGMユースなど本機を長時間使用される際に威力を発揮する「ECO(エコ)モード」を新たに装備。TVやレコーダーとのリンク機能(HDMIコントロール)をお使いの場合に気になるHDMIコントロールオン+スタンバイスルーオン時の待機時消費電力も5.0W以下(RX-A3020/A2020)、または4.5W以下(RX-A1020)と低く抑えました。加えて、長時間にわたる電源の切り忘れを防止する「オートパワーダウン」も採用しています。
7.長期製品保証
長期間にわたり安心してご愛用いただけるよう、お買い上げ日より満5年間のメーカー製品保証を「AVENTAGE」全製品に標準で付与いたしました。
【その他の特長】
●外部デジタル音声に含まれるジッター成分を除去して再生品位を高めるウルトラロージッターPLL回路●設置を安定させ、高音質を支えるカスタムメイドの鋳鉄製レッグ(RX-A3020)●サラウンドフォーマットなどに応じてリアプレゼンススピーカーまたはサラウンドバックスピーカーを自動選択するデュアル9.1ch対応(RX-A1020はデュアル7.1ch対応)●フロントバイアンプ駆動などが選択できるパワーアンプアサイン●シネマDSPの効果やダイナミックレンジを音量調整に合わせて自動的に制御するアダプティブDSPレベル&アダプティブDRC技術●サラウンド再生がお手持ちのヘッドホンで楽しめるサイレントシネマ●3D映像伝送*やオーディオリターンチャンネル(ARC)に対応した8入力/2出力の最新HDMI端子●HDMIコントロール/スタンバイスルーオフ、ネットワークスタンバイオフ時の待機時消費電力0.3W以下の省電力設計●一定時間使用しないと自動的に電源が切れるオートパワーダウン●お手持ちのiPod/iPhone/iPadのデジタル音声接続に対応した前面USB端子●40局プリセット対応FM/AMチューナー●MM対応フォノイコライザー
- *3D映像信号のパススルーはフレームパッキング、サイドバイサイド、トップアンドボトムの各方式に対応しています。
RX-A3020/A2020/A1020 機能比較
型番 | RX-A3020 | RX-A2020 | RX-A1020 | |
---|---|---|---|---|
筐体 | 左右対称コンストラクション | ○ | ○ | ○ |
A.R.T. Wedge(5th Leg) | ○ | ○ | ○ | |
リジッドボトムフレーム | ○ | ○ | ○ | |
ダブルボトムコンストラクション | ○ | - | - | |
H型クロスフレーム | ○ | ○ | - | |
重量レッグ(鉄製) | ○ | - | - | |
オーディオ部 | 内蔵パワーアンプch数 | 9ch | 9ch | 7ch |
D.O.P.G.コンセプト | ○ | ○ | ○ | |
DAC | DSD1796×4 他 | PCM1789×4 他 | PCM1789×4 | |
ブロックケミコン容量 | 18,000μF × 2 | 12,000μF × 2 | 12,000μF × 2 | |
ウルトラロージッターPLL回路 | ○ | ○ | ○ | |
シネマDSP | シネマDSP HD3/3Dモード | HD3 | 3Dモード | 3Dモード |
プログラム数 | 23 | 23 | 17 | |
最大拡張チャンネル数 | 11ch | 9ch | 7ch | |
VPS | ○(ダイアログリフト) | ○(ダイアログリフト) | ○(ダイアログリフト) | |
DSPエフェクトレベルノーマライズ | ○ | ○ | ○ | |
YPAO | YPAO R.S.C. | ○ | ○ | ○ |
マルチポイント計測(8地点) | ○ | ○ | ○ | |
スピーカー角度測定 | ○ | - | - | |
ミュージックエンハンサー | コンプレスドミュージックエンハンサー | ○ | ○ | ○ |
ハイレゾリューションミュージックエンハンサー | ○(up to 96/24、2ch) | ○(up to 96/24、2ch) | - | |
ネットワーク機能 | FLAC対応(96kHz/24bit) | ○ | ○ | ○ |
DLNA1.5対応 | ○ | ○ | ○ | |
AirPlay | ○ | ○ | ○ | |
インターネットラジオ | ○(vTuner) | ○(vTuner) | ○(vTuner) | |
USBサポート(96kHz/24bit) | ○ | ○ | ○ | |
ウェブブラウザーコントロール | ○ | ○ | ○ | |
PCバックアップ | ○ | ○ | ○ | |
映像処理回路 | HQV VHD1900 | ○ | ○ | - |
4kアップスケーリング/パススルー | ○ | ○ | ○ | |
アプリ | AV CONTROLLER対応 | ○ | ○ | ○ |
ECOモード | ○ | ○ | ○ |
(シリーズ各モデルの相違点)
●筐体
アンチレゾナンステクノロジー(Anti Resonance Technology)を応用した<5番目の脚>、左右対称コンストラクションとリジッドボトムフレームによる制振・高剛性シャーシを3機種ともに採用。これに加えてRX-A3020/A2020にはH型クロスフレームも採用しています。さらにRX-A3020では底板を二重にしたダブルボトム構造と鋳鉄製レッグを追加してさらなる音質チューニングを行なっています。
●オーディオ回路
高速熱帰還トランジスターと新設計の大容量制振ヒートシンク(RX-A3020/A2020はブラックアルマイト仕上げ)を採用した左右独立構成*のディスクリート構成パワーアンプ、D.O.P.G.コンセプトなどの基本構成は3機種共通ですが、音質対策パーツは3機種それぞれに異なっています。内蔵パワーアンプのチャンネル数および定格出力はRX-A3020が150W/9ch、RX-A2020が140W/9ch、RX-A1020が110W/7chです。電源部は全機種に新設計の3回路分離型パワーサプライを採用、電源用カーボンシース・ブロックケミコン容量はRX-A3020が18,000μF×2、RX-A2020が12,000μF×2、A1020が12,000μF×2です。RX-A3020のD/Aコンバーター部はDSDダイレクト入力対応のバーブラウンDSD1796を主要7ch分に搭載した特別仕様としています。
- *センターch用パワーアンプは左側パワーユニットに搭載
●シネマDSP
すべてのHD音声フォーマットに対応したシネマDSP<3Dモード>を3機種ともに採用。さらにRX-A3020には最大9.2chスピーカー出力または最大11.2chプリアウトのシネマDSP HD3(エイチディ キュービック)を、またRX-A2020には最大9.2chパワーアンプ出力によるフルスペックのシネマDSP<3Dモード>を搭載しています。プレゼンススピーカーなしでシネマDSP<3Dモード>再生を手軽に楽しめるVPS(バーチャル・プレゼンス・スピーカー)、およびVPSを利用したダイアログリフトはRX-A1020を含む3機種ともに採用しています。
●YPAO
部屋の初期反射音を厳密に計測してスピーカーの設置位置の違いなどによるチャンネル間の音質・音場偏差を補正するYPAO-R.S.C.は、より積極的な補正が行える新バージョンとして3機種すべてに搭載。再生環境の残響特性に応じてシネマDSP効果を最適化するDSPエフェクトノーマライズも全機種に装備しています。さらにRX-A3020では、スピーカーの設置場所(リスニングポイントとスピーカーとの位置関係)に応じてシネマDSP効果の補正を行うスピーカー角度計測にも対応しています(三叉型マイクスタンド付属)。最大8地点のマルチポイント計測は3機種ともに採用しています。なお、測定性能をさらに改善するため、RX-A3020/A2020には新デザインのYPAO測定用マイクを付属しています(RX-A1020には従来型を付属)。
●映像処理回路
4K映像伝送(パススルー)および4Kアップスケーリングは3機種ともに対応。さらにRX-A3020/A2020では、HQV VidaTMビデオプロセッサー「VHD1900」の搭載により、6項目の映像補正(ディテール強調、エッジ強調、モスキートノイズリダクション、ブロックノイズリダクション、テンポラルノイズリダクション、コントラスト強調)を行うことができます。映像補正はRX-A2020では自動調整のみ、RX-A3020では自動調整のほか各パラメーターをユーザー自身で微調整することもできます。
RX-A3020/A2020/A1020 主な仕様
型番 | RX-A3020 | RX-A2020 | RX-A1020 | ||
---|---|---|---|---|---|
定格出力 | 20Hz-20kHz、2ch駆動 | 150W/ch (6Ω、0.06%THD) | 140W/ch (6Ω、0.06%THD) | 110W/ch (6Ω、0.06%THD) | |
1kHz、1ch駆動 | 200W/ch (6Ω、0.9%THD) | 190W/ch (6Ω、0.9%THD) | 140W/ch (6Ω、0.9%THD) | ||
実用最大出力 (JEITA) |
1kHz、1ch駆動 | 230W/ch (6Ω、10%THD) | 220W/ch (6Ω、10%THD) | 170W/ch (6Ω、10%THD) | |
内蔵パワーアンプ数 | 9 | 9 | 7 | ||
音声入力 | アナログ | 10系統 | 2ch (前面入力1、PHONO1含む) | ||
1系統 | マルチチャンネル(8ch) | ||||
デジタル | 7系統 | 光 4 (前面入力1) | |||
同軸 3 | |||||
音声入力(その他) | 2系統 | USB 1、Ethernet 1 | |||
映像入力 | 15系統 | コンポーネントビデオ 4 | |||
D4端子 1 | |||||
Sビデオ 4 | |||||
コンポジットビデオ 5 (前面入力1) | |||||
音声出力 | スピーカー出力 | 7ch (フロントL/R、センター、サラウンドL/R、サラウンドバックL/R) | |||
拡張 スピーカー出力 | 4ch:フロントプレゼンス/Zone2/Zone3/BI-AMP リアプレゼンス/Zone2/Zone3 |
4ch:フロントプレゼンス/Zone2/Zone3/BI-AMP リアプレゼンス/Zone2/Zone3 |
2ch:フロントプレゼンス/Zone2/BI-AMP | ||
PRE OUT | 11ch : フロントL/R、 センター、サラウンドL/R、 サラウンドバックL/R、 フロントプレゼンスL/R (Zone2と排他) リアプレゼンスL/R (Zone3と排他) サブウーファー OUT 2 (STEREO、FRONT&REAR、MONO×2) |
7ch : フロントL/R、 センター、サラウンドL/R、 サラウンドバックL/R サブウーファー OUT 2 (STEREO、FRONT&REAR、MONO×2) |
7ch : フロントL/R、 センター、サラウンドL/R、 サラウンドバックL/R サブウーファー OUT 2 (MONO×2) |
||
ZONE OUT | Zone2 OUT 1 Zone3/R,PRNS Pre OUT 1 |
Zone2 OUT 1 Zone3 OUT 1 |
Zone2 OUT 1 | ||
その他の音声出力 | AV OUT 2(アナログRCA 2ch 1/光1) | AV OUT 2(アナログRCA 2ch 1/光1) | AV OUT 2(アナログRCA 2ch 1/光1) | ||
ヘッドホン出力 | 1 | 1 | 1 | ||
モニター出力端子 | MONITOR OUT/ ZONE OUT |
3系統 | コンポジットビデオ 1 | ||
Sビデオ 1 | |||||
コンポーネントビデオ 1 | |||||
映像出力端子 | AV OUT | 2系統 | コンポジットビデオ 1 | ||
Sビデオ 1 | |||||
HDMI入力 | 8(前面入力1) | 8(前面入力1) | 8(前面入力1) | ||
HDMI出力 | 2(同時/Zone出力可) | 2(同時出力可) | 2(同時出力可) | ||
HDMIアップスケーリング | 4k対応 | ||||
シネマDSPプログラム数 | 23 | 23 | 17 | ||
消費電力 | 280W | 280W | 275W | ||
待機時消費電力 | HDMIコントロール/スタンバイスルーオフ、ネットワークスタンバイオフ時 0.3W以下 | ||||
HDMIコントロールオフ、 スタンバイスルーオン時 4.2W以下 |
HDMIコントロールオフ、 スタンバイスルーオン時 4.2W以下 |
HDMIコントロールオフ、 スタンバイスルーオン時 4.5W以下 |
|||
HDMIコントロールオン、 スタンバイスルーオン時 5.0W以下 |
HDMIコントロールオン、 スタンバイスルーオン時 5.0W以下 |
HDMIコントロールオン、 スタンバイスルーオン時 4.5W以下 |
|||
寸法(幅×高さ×奥行) | 435W×192H×467Dmm | 435W×192H×467Dmm | 435W×182H×432Dmm | ||
質量 | 19.9kg | 17.1kg | 15.1kg | ||
付属品 | リモコン、電池、FM簡易アンテナ、AMループアンテナ、YPAO測定用マイク、三叉型マイクベース、電源ケーブル(極太OFCタイプ) | リモコン、電池、FM簡易アンテナ、AMループアンテナ、YPAO測定用マイク、電源ケーブル | リモコン、電池、FM簡易アンテナ、AMループアンテナ、YPAO測定用マイク、電源ケーブル |
この件に関するお問い合わせ先
■報道関係の方のお問い合わせ先
- ヤマハ株式会社
- 広報部 宣伝・ウェブコミュニケーショングループ 窪井、千葉
〒108-8568 東京都港区高輪 2-17-11
TEL:03-5488-6605
FAX:03-5488-5063
■一般の方のお問い合わせ先
- ヤマハ株式会社
- お客様コミュニケーションセンター
オーディオ・ビジュアル機器ご相談窓口
〒430-8650 静岡県浜松市中区中沢町10-1
TEL 0570-011-808(ナビダイヤル:全国どこからでも市内通話料金)
TEL 053-460-3409(携帯電話、PHS、IP電話でご利用の場合)
※このニュースリリースに掲載されている製品情報や問い合わせ先などは、発表日現在の情報です。
発表日以降に変更される場合もありますので、あらかじめご了承ください。
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