ヤマハ サイレントピアノ™

当社のフラッグシップモデルであるコンサートグランドピアノ『CFX』を奏者の耳と同じ位置にマイクを置いて、聴こえてくるピアノ音をそのまま収録する「CFXバイノーラルサンプリング」を採用。ヘッドフォンを通して聴いても、あたかもピアノ本体から音が自然に響いてくるような臨場感が得られ、より聴き疲れしにくく、立体的で自然な響きを再現します。なお、『CFX』は、2010年のショパン国際ピアノコンクール優勝者や2011年のチャイコフスキーコンクールで2位となった演奏家が使用した当社の最上級ピアノです。

「CFXバイノーラルサンプリング」収録方法のイメージ

鍵盤が打鍵されたときの繊細な鍵盤の動きをとらえる無段階グレースケール方式の「キーセンサー」と、ハンマーの動きを捉える「ハンマーセンサー（グランドピアノのみ）」を採用。いずれも非接触の光センサーが、打鍵の強弱、速さなど演奏の微妙なニュアンスをきめ細かく捉え、その演奏情報を電子音源に伝える、ヤマハ独自の消音テクノロジーを搭載しています。また、同じくヤマハ独自のサイレントピアノ™専用アクションシステムを搭載。打弦時のハンマーと弦の距離を調整して、タッチ感の変化を限りなく抑える「クイックエスケープ方式（グランドピアノのみ）」を採用しているため、通常演奏時の弾き心地は一般のアコースティックピアノとまったく変わらず、消音時もほとんど変わらない弾き心地を実現しています。

ハンマーが弦を打つときにほかの弦と共鳴して響き合う、アコースティックピアノ特有の音色を再現する「ストリングレゾナンス」、鍵盤から指を離し、音が消える寸前（ダンパーが弦に触れる瞬間）の微妙な音の変化を再現する「キーオフサンプリング」、ダンパーペダルを踏みながら演奏したときに生まれる豊かな響きを録音した「サスティンサンプリング」、そして、同じくペダルを使用したときの広がりと奥行きのある共鳴音を再現した「ダンパーレゾナンス」などを採用、アコースティックピアノの表現力に限りなく近づけています。

コントロールユニットはピアノのデザインを邪魔せず、操作性などの使い勝手に優れたデザインを採用。スリムかつスタイリッシュなデザインとしています。

SHタイプコントロールユニット
（上：黒ピアノ、白以外のカラーピアノ用、下:白ピアノ用）

ピアノに直接録音して演奏をすぐにチェックできる「本体録音」や、USBフラッシュメモリーにWAV形式で録音してお持ちの携帯音楽プレーヤーなどでも聴くことができる「USBオーディオレコーダー」、XG音源を搭載してピアノソロ曲のみならずアンサンブル曲も楽しめるリスニング機能、その他メトロノーム機能など、多彩な機能を搭載しています。また付属のヘッドフォンは新たに高音質で音抜けの良い開放型構造を採用、長時間使用しても聴き疲れしにくくなっています。

アップライトピアノの「bシリーズ」と「YUシリーズ」には現行の「SDタイプ」に代わり、多機能の「SG2タイプ」を搭載します。
またお求めやすい価格を実現しました。

演奏した曲をすぐに再生できる簡易録音再生機能を搭載しています。加えてエレクトリックピアノ、ハープシコードなど合計10音色を内蔵しています。