ニュースリリース

2012年09月04日 [その他]

ネットを利用し、いつでも自宅で手軽に受けられる本格的な音楽レッスン

学術的研究結果を参考にした新レッスン

ヤマハ ミュージック レッスン オンライン

3D映像を利用した新しい楽器レッスンが10月1日(月)からスタート
http://musiclesson.jp/

『ヤマハ ミュージック レッスン オンライン』における「3D講座」受講画面イメージ

『ヤマハ ミュージック レッスン オンライン』における「3D講座」受講画面イメージ
(3D映像は別途対応TV等で視聴いただきます)

 ヤマハ株式会社(本社:静岡県浜松市中区中沢町10-1、社長:梅村 充)は、インターネットを通じて本格的な音楽・楽器のレッスンを受けられる『ヤマハ ミュージック レッスン オンライン』(http://musiclesson.jp/)の新コースとして、3D映像を利用し、楽器の演奏法をより分かりやすく伝える「3D講座」を10月1日(月)から順次開講していきます。

新コースの概要

  コース名 講座名 受講料(税込) 開講日
ヤマハ ミュージック
レッスン オンライン
eセミナー 3D講座:バイオリン・ボーイングレッスン 6,300円 10月1日
レパートリー 3D講座:バイオリン『パッヘルベルのカノン』 4,725円 10月下旬予定
3D講座:バイオリン『愛のあいさつ』
eセミナー バイオリン・ボーイングレッスン 4,200円 10月1日
レパートリー バイオリン『パッヘルベルのカノン』 3,150円 10月下旬予定
バイオリン『愛のあいさつ』

*「3D講座」は、別途3D映像を収録したBlu-ray ディスクを受講者に送付し、テレビ等で3D映像を再生してレッスンに併用していただくものです。オンラインで直接3D映像を再生するものではありません。

*3D映像(Blu-ray)の再生には、3D再生が可能なBlu-rayプレーヤー、テレビなどが必要です。

*講座名が同一のものは、3D、2D映像とも共通の内容です。

レッスンの内容

 当社が全国で展開している「ヤマハ大人の音楽レッスン」は、1986年にスタートし、現在、全国約1,400会場で、約11万人がレッスンを受講しています。当社では、楽器の演奏を楽しみ、レッスンの受講意欲はありながらも、時間や場所による制約や対面レッスンへの抵抗感といった理由で受講に至らない方々など、多様なニーズがあることを見込んでいます。
 『ヤマハ ミュージック レッスン オンライン』は、こうした多様なニーズに対応するため、インターネットを通じて気軽に受けられる“オンライン音楽レッスン”として開講。より楽器に親しみやすい環境を提供し、新たな楽器演奏者層を開拓するのと併せ、実際の音楽教室への誘導促進を図るために開発されたものです。2006年3月に開講し、これまでに延べ約22,000人の生徒が受講しています。
 現在、入門コースの「基礎コース」、専門的で特定ジャンルの「eセミナー」、人気の楽曲を1曲完全にマスターできる楽曲演奏レッスン「ネットで一曲名人」などを展開しています。“忙しくて決まった日や時間にレッスンに行けない”“レッスン教室が近くにない”“人前で楽器を練習するのは抵抗がある”といった悩みを持っていた人に、「気軽に本格的なレッスンが受けられる」と好評を得ています。

 このたび開講する新コース「3D講座」は、こうしたオンラインの楽器レッスンに加え、講師の演奏を3D映像で収録したBlu-ray ディスクを併用し、より分かりやすく練習できるようにするものです。
 3D映像の内容は、バイオリンのボーイング(運弓)を演奏する講師の右側から収録したもので、通常の2D映像では表現が難しい、手首の返しや肘・肩・腕の角度など、いずれもバイオリンを弾く上で重要な要素を視覚的に理解することができます。また、このボーイングは、初心者がつまずきやすい要素でもあり、初心者のバイオリンレッスンにおいて、3D映像教材を併用することで、より効果的なレッスンを受講いただけます。
 3D映像のレッスン効果は、実際の研究結果を踏まえたものです。独立行政法人 情報通信研究機構による研究「技能習得における3D映像の効果について-ヴァイオリンの運弓動作の学習事例-」では、ヤマハ大人の音楽レッスン生徒らの協力により、3D映像のレッスン効果について検証しています。プロのバイオリン奏者による4弦開放G音の全弓運弓を、2D映像で収録したものと、3D映像で収録したものをそれぞれ複数の生徒に見てもらい、その後のレッスン効果を検証。その結果、3D映像を視聴した生徒の方が、運弓の際のより複雑な動きに気づきやすいということが分かりました。また、3D映像では、2D映像よりも直接対面に近い社会的関係、つまり、講師と直接対面してレッスンを受けているような印象が築ける場合があるという研究結果もあります。

 「3D講座」は、パソコンを前に練習を行い、各章ごとに演奏のポイントと、その 2D 動画を視聴することができます。 パソコンの教材には、対応する 3D 映像の Blu-ray のチャプターが示されており、テレビ、プレーヤーなどの再生装置を使って、対応する動画を 3D で視聴することができ、より効果的なレッスンが可能になっています。 「3D講座:バイオリン・ボーイングレッスン」は初心者が3D映像教材を併用することで運弓をより効果的に学べるレッスンです。また、「3D講座:バイオリン『パッヘルベルのカノン』」「同『愛のあいさつ』」は、人気の楽曲を1曲完全にマスターできる楽曲演奏レッスン「レパートリー」の新講座で、納得がいくまで自分のペースに合わせて練習することができます(申込日から3カ月間受講可能なフリーレッスン)。なお、レッスン映像は、主に当社のバイオリンのフラッグシップモデル『YVN500S』と新製品のカーボン弓『YBN100』などを使用しています。

 当社では、今回の新コースの開講により、『ヤマハ ミュージック レッスン オンライン』のレッスンの質を高め、初心者が初めに学ぶべき基礎項目をより強化するとともに、3D映像による分かりやすいコンテンツを使用することで、新たなレッスンの楽しみ方を提供したいと考えています。

 詳細は以下の通りです。

主な特長

1.学術的実験研究結果に基づく、高い効果の期待できる3D映像レッスン

独立行政法人 情報通信研究機構による音楽技能伝達研究("Remote Violin Lessons with 3D Images" "Violin bowing skill transfer through 3D images")の結果を踏まえた、学習効果の高いレッスンです。

2.初心者がつまずきやすい、ボーイング(運弓)に効果の高いレッスン(ボーイングレッスン)

ボーイング(運弓)は、肩・肘・手首や腕全体を使う、バイオリンの演奏では非常に重要な要素です。この模範演奏を3D映像で確認することにより、手首の返しや関節の角度など、より分かりやすく確認することができます。これにより、初心者がつまずきやすいボーイングのレッスンをより効果的に行うことができます。

3.3D映像からうける講師の印象が2Dとは異なり、直接対面に近いレッスンが可能に

独立行政法人 情報通信研究機構が行った別の研究の結果によると、2Dに比べ、3D映像を見た生徒の方が、「映像上の講師に対して尊敬の念を持つ」「レッスン時と同様の緊張感を感じる」などの傾向が強く、講師のモデル映像を本当の人間であると認識し、直接対面に近い印象を持っている可能性が示されています。
この特性を活かすため、「レパートリー」を3D映像で用意。指の動きがよく分かるお手本映像と指導ポイント付きの楽譜で、一曲全てを習得できるプログラムとなっており、3D映像でより効果的に習得することができます。

4.ヤマハの最高級バイオリン『YVN500S』などを使用

レッスン映像には当社の最高級バイオリン「Artida(アルティーダ)」シリーズの『YVN500S』(税込価格168万円)と新製品のカーボン弓『YBN100』シリーズ(同175,350円)を使用。 (一部違う楽器を使用している映像もあります)。

3D映像教材開発の背景

 世界のテレビ市場における3Dテレビの割合は、2011年で13.9%、2015年には50%に達すると推定されています(富士キメラ総研調べ)。また、3D対応コンテンツも増加しており、3D映像を収録したDVD、Blu-rayも多数発売されています。さらに、人気動画サイト「YouTube」でも、今年4月から3Dコンテンツが視聴可能になっています。こうしたことから、今後家庭での3D環境は、ますます拡大すると考えられます。
 当社では、そうした環境に、レッスン効果の高い3D映像を使用した楽器レッスンサービスを供給することにより、新たなユーザーの獲得や、オンラインレッスンのより一層の普及を期待しています。

*文中の商品名、社名等は当社や各社の商標または登録商標です。

この件に関するお問い合わせ先

■報道関係の方のお問い合わせ先

ヤマハ株式会社
広報部 宣伝・ウェブコミュニケーショングループ 橋本、千葉
〒108-8568 東京都港区高輪 2-17-11
TEL:03-5488-6605

※このニュースリリースに掲載されている製品情報や問い合わせ先などは、発表日現在の情報です。
発表日以降に変更される場合もありますので、あらかじめご了承ください。

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