ニュースリリース

2013年01月07日 [プロオーディオ]

コンパクトな1Uサイズでより自由度の高いDanteシステム構築に対応

ヤマハ インプットラック『Ri8-D』
アウトプットラック『Ro8-D』

− デジタルミキシングコンソールを使ったシステム構築をより自由に、2月発売 −

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ヤマハ インプットラック『Ri8-D』 2013年2月発売

ヤマハ インプットラック『Ri8-D』
2013年2月発売

ヤマハ アウトプットラック『Ro8-D』 2013年2月発売

ヤマハ アウトプットラック『Ro8-D』
2013年2月発売

 ヤマハ株式会社(本社:静岡県浜松市中区中沢町10-1、社長:梅村 充)は、プロフェッショナルオーディオ機器の新製品として、ヤマハ インプットラック『Ri8-D』およびアウトプットラック『Ro8-D』を2013年2月に発売します。

価格と発売日

品名 品番 価格 発売日
ヤマハ インプットラック Ri8-D オープンプライス 2013年2月
ヤマハ アウトプットラック Ro8-D オープンプライス

製品の概要

 当社は、1987年に初のデジタルミキサー「DMP7」を発売以来、幅広い分野におけるデジタルミキサーの普及を牽引してきました。デジタルミキサー発売25周年を迎えた昨年3月に発表したデジタルミキシングコンソール「CLシリーズ」は、音質・操作性・機能、そして信頼性のすべてにおいて大きく進化した次世代のライブコンサート用デジタルミキサーとして、国内外で好評を得ています。
このたび発売する『Ri8-D』および『Ro8-D』は、「CLシリーズ」で採用したネットワークオーディオプロトコル「Dante」でのシステム構築の自由度をより高めるインプットラックおよびアウトプットラックです。「CLシリーズ」とI/Oラック「Rio3224-D」「Rio1608-D」のサウンドクオリティを維持しながら、コンパクトな1Uサイズを実現することで、より自由に設置場所や入出力数の配分を選ぶことができるようになりました。

 詳細は以下の通りです。

主な特長

1. コンパクトな1Uサイズで、より自由度の高いDanteシステムの構築に対応

「CLシリーズ」では音の入出力をミキサー本体から分離しI/Oラック化することで、PAシステムの音質向上とともにシステム構築の自由度を高めました。『Ri8-D』および『Ro8-D』により、その自由度は「必要とする場所にI/Oラックを配置できること」から「必要とする場所に必要とする数の入出力を配置できること」へとさらに広がります。

2. CLシリーズはもちろん、他のDante製品との組み合わせにも対応

『Ri8-D』『Ro8-D』と組み合わせて使用できる製品は、「CLシリーズ」だけにとどまりません。デジタルミキシングコンソール「M7CL」「LS9」やデジタルミキシングエンジン「DME64N」などにAudinate社製のMini-YGDAIカード「Dante-MY16-AUD」を装着することで、さまざま機器をDanteネットワークに接続でき、『Ri8-D』『Ro8-D』と組み合わせて使用できるようになります。さらに『Ri8-D』のヘッドアンプを「M7CL」や「LS9」などからコントロールすることも可能です。

3. コンソールの音作りの能力を最大限に引き出す、音楽的でナチュラルなサウンド

「CLシリーズ」の開発で追求した“音楽的でナチュラルなサウンド”を継承し、メカ的な構造やボードの配置、電源&グランド、パーツの選定など多岐にわたって念入りに検討しました。また回路を構成する部品1つ1つも、その違いによる音の変化を厳しく測定・検証しその評価をフィードバックする、といったプロセスを繰り返すことで、“音楽的でナチュラルなサウンド”を作り上げています。

4. 入力専用と出力専用の2モデルをラインアップ

『Ri8-D』は入力専用ラック、『Ro8-D』は出力専用ラックとなります。これにより、入力のみが欲しい、出力のみが欲しい、という場所にもラックを配置することが可能となりました。もちろん「Rio3224-D」および「Rio1608-D」と組み合わせて使用することも可能です。

主な仕様

主要規格

サンプリング周波数 External 44.1 kHz: +4.1667%, +0.1%, -0.1%, -4.0% ±200ppm
48 kHz: +4.1667%, +0.1%, -0.1%, -4.0% ±200ppm
88.2 kHz: +4.1667%, +0.1%, -0.1%, -4.0% ±200ppm
96 kHz: +4.1667%, +0.1%, -0.1%, -4.0% ±200ppm
信号遅延 Less than 3ms INPUT to OUTPUT, connect with CL5 using Dante, Dante Receive Latency set to 0.25ms (one way), Fs=48kHz
周波数特性 +0.5, -1.5dB 20Hz-20kHz, refer to +4dBu output @1kHz, INPUT to OUTPUT, Fs=44.1kHz, 48kHz
+0.5, -1.5dB 20Hz-40kHz, refer to +4dBu output @1kHz, INPUT to OUTPUT, Fs=88.2kHz, 96kHz
全高調波歪率 ※2 Less than 0.05% 20Hz-20kHz@+4dBu into 600Ω, Fs=44.1kHz, 48kHz
Less than 0.05% 20Hz-40kHz@+4dBu into 600Ω, Fs=88.2kHz, 96kHz
INPUT to OUTPUT, Input Gain = Min.
ハム&ノイズ ※3 -128dBu typ., Equivalent Input Noise, Input Gain=Max.
-88dBu Residual output noise, ST master off.
ダイナミックレンジ 108dB typ., INPUT to OUTPUT, Input Gain = Min.
クロストーク(@1kHz) -100dB※1, adjacent INPUT/OUTPUT channels, Input Gain = Min.
寸法(W×H×D)、質量 Ri8-D: 480mm×44mm×362mm、4.5kg
Ro8-D: 480mm×44mm×359mm、4.4kg
消費電力 Ri8-D: 35W
Ro8-D: 35W
電源電圧 AC100V 50/60Hz
温度範囲 Operating temperature range: 0 - 40℃
Storage temperature range: -20 - 60℃
  • ※1 クロストークの測定には 22kHz, 30dB/Octのフィルターを用いています。
  • ※2 全高調波歪率の測定は80kHz, 18dB/Octのフィルターを用いています。
  • ※3 ハム&ノイズレベルの測定にはA-Weight filterを用いています。

アナログ入力規格 (Ri8-D)

入力端子 GAIN 入力
インピーダンス
ソース
インピーダンス
入力レベル コネクター
規定レベル 最大ノンクリップレベル
INPUT 1-8 +66dB 7.5kΩ 50-600Ω Mics & 600Ω Lines -62dBu
(0.616mV)
-42dBu
(6.16mV)
XLR-3-31 type
(Balanced) ※1
-6dB +10dBu
(2.45V)
+30dBu
(24.5V)
  • ※1 XLR-3-31コネクターはバランスタイプ(1=GND、2=HOT、3=COLD)です。
  • ※2 すべての仕様において、0dBu=0.775Vmsです。
  • ※3 ADコンバーターはすべて24ビットリニア/128倍オーバーサンプリングです。
  • ※4 INPUT XLR端子には、端子ごとに本体ソフトウェアからON/OFF設定可能な+48V DC(ファンタム電源)が搭載されています。

アナログ出力規格(Ro8-D)

出力端子 出力
インピーダンス
負荷
インピーダンス
最大出力
レベルSW ※4
出力レベル コネクター
規定レベル 最大ノンクリップレベル
OUTPUT 1-8 75Ω 600Ω Lines +24dB
(default)
+4dBu
(1.23 V)
+24dBu
(12.3V)
XLR-3-32 type
(Balanced) ※1
+18dB -2dBu
(616mV)
+18dBu
(6.16V)
  • ※1 XLR-3-32コネクターはバランスタイプ(1=GND、2=HOT、3=COLD)です。
  • ※2 すべての仕様において、0dBu=0.775Vmsです。
  • ※3 DAコンバーターはすべて24ビットリニア/128倍オーバーサンプリングです。
  • ※4 最大出力レベルの切り替えは本体内部の設定変更で行います。変更をご希望の際は、弊社サービスセンターまでお問い合わせください。
    http://jp.yamaha.com/support/service-center

デジタル入出力規格

端子 フォーマット データ長 レベル オーディオ コネクター
Primary/Secondary Dante 24bit or 32bit 1000Base-T 8ch (Ri8-D to other device) RJ45
8ch (Other device to Ro8-D)

『Ri8-D』リアパネル

『Ri8-D』リアパネル

『Ro8-D』リアパネル

『Ro8-D』リアパネル

*文中の商品名、社名等は当社や各社の商標または登録商標です。

この件に関するお問い合わせ先

■報道関係の方のお問い合わせ先

ヤマハ株式会社
広報部 宣伝・ウェブコミュニケーショングループ 担当:木崎
〒108-8568 東京都港区高輪 2-17-11
TEL:03-5488-6605
FAX:03-5488-5063

■一般の方のお問い合わせ先

ヤマハ株式会社
プロオーディオインフォメーションセンター
TEL:03-5652-3618
FAX:03-5652-3634
(電話受付: 祝祭日を除く月~金/11:00~19:00)
オンラインサポート http://jp.yamaha.com/support/proaudio

※このニュースリリースに掲載されている製品情報や問い合わせ先などは、発表日現在の情報です。
発表日以降に変更される場合もありますので、あらかじめご了承ください。

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