ニュースリリース

2013年04月10日 [プロオーディオ]

ミックスにおける音色や音像定位の微細な変化を厳密に再現

原音忠実再生にさらに磨きをかけ生まれ変わった次世代モデル

ヤマハ パワードスタジオモニター『HS5/HS7/HS8』
ヤマハ パワードサブウーファー『HS8S』

− 制作環境に合わせて最適なシステムを組める4モデルのラインアップ、6月下旬発売 −

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写真左から: ヤマハ パワードスタジオモニター 『HS5』 オープンプライス 『HS7』 オープンプライス 『HS8』 オープンプライス ヤマハ パワードサブウーファー 『HS8S』 オープンプライス

写真左から: ヤマハ パワードスタジオモニター
『HS5』 オープンプライス
『HS7』 オープンプライス
『HS8』 オープンプライス
ヤマハ パワードサブウーファー
『HS8S』 オープンプライス

 ヤマハ株式会社は、スタジオモニタースピーカーの新製品として、ヤマハ パワードスタジオモニター『HS5』『HS7』『HS8』、パワードサブウーファー『HS8S』を6月下旬に発売します。

価格と発売日

品名 品番 価格 発売日
ヤマハ パワードスタジオモニター HS5 オープンプライス 2013年6月下旬
HS7 オープンプライス 2013年6月下旬
HS8 オープンプライス 2013年6月下旬
ヤマハ パワードサブウーファー HS8S オープンプライス 2013年6月下旬

製品の概要

 当社のスタジオモニターは、1977年に発売した「NS-10M」から「MSPシリーズ」、「HSシリーズ」に至るまで、一貫して追求してきた精確な再生能力により、業務用レファレンスモニターとして世界中のさまざまな音楽制作の現場で幅広いユーザーに使用されてきました。
 このたび発売する『HS5』『HS7』『HS8』『HS8S』は、「HS50」「HS80」「HS10W」の後継モデルです。長年培ってきたスタジオモニターづくりのノウハウと最先端の解析技術を融合し、全ての要素を丹念に見直すことで、その精確性に磨きをかけました。要望の多かった6.5インチモデルを新たにラインアップに追加し、制作環境に合わせた最適なモニタリングシステムを選択可能にしています。
 最もコンパクトな『HS5』はDTMからスタジオ用途までのあらゆる制作環境に対応し、新規追加の6.5インチモデル『HS7』は優れた再生能力を誇りプロフェッショナルユースにも対応します。『HS8』は、余裕の低域再生能力を誇り、プロフェッショナルスタジオモニターに必要な性能を凝縮しています。また、『HS5』『HS7』『HS8』に最適化されたサブウーファー『HS8S』は、22Hzの超低域からの正確なモニタリングを可能にします。

 詳細は以下の通りです。

主な特長

1. 新開発のスピーカーユニットと厳選された音響部品

新『HSシリーズ』では、磁力線のフローを制御・均一化する先進的な磁気回路設計を施した新開発のトランスデューサーを採用し、音響部品の再選定・最適化を合わせて行うことで飛躍的な再生能力の向上を図りました。
『HS5』『HS7』『HS8』 には、新開発の高性能1インチドームツイーターと、共振を最小限に抑えるよう設計された肉厚ウェーブガイドを採用。この組み合わせにより高域の再生可能周波数が30kHzまで広がり、高域を正確かつスムーズに再生することができるようになりました。また、大型マグネットを採用した新規開発の専用のウーファーは、レスポンスと高耐入力に優れ、いかなる音量においても歪みの少ない制動感のある低域を実現しています。さらにウーファーリングやバスケットなどの音響部品の再選定、最適設計を行い、輪郭のある低域を実現しました。

新開発のドームツイーターとウーファー
新開発のドームツイーターとウーファー

2. 高性能専用パワーアンプ

パワーアンプ部には、高域と低域のそれぞれの帯域を専用パワーアンプで増幅するバイアンプ方式を採用。各モデルに最適化された高性能アンプユニットは、常に高品位で音質変化の少ない均一なサウンドを提供します。

3. 共振を低減するエンクロージャー設計

三方留め
三方留め

『HSシリーズ』のエンクロージャーは、不要な共振を徹底的に排除し、原音再生の精度を高めるよう設計しています。高剛性で均一な音響特性を持つMDF材の採用に加え、接合には強度に優れた技法として古くから木材建築で用いられている三方留めを採用。木材の接合面に設けられた凹凸をすき間なく組み合わせることで、単純な面の接合とは比較にならない強度を確保し、共振によるノイズを低減します。

4. 最新の流体音制御技術によるノイズの低減

バスレフポート周辺の空気の流れ(上:従来モデル、下:新モデル『HS8S』)
バスレフポート周辺の空気の流れ
(上:従来モデル、下:新モデル『HS8S』)

バスレフポート周辺の空気の渦は、ポート内外の空気の振動を誘発し、ポート内にノイズを発生させます。新『HSシリーズ』では、ポート形状の設計に空気の流れと音を可視化・解析・制御する最新の流体音制御技術を採用しました。空気の渦を最小限に抑えた新型ポートは、可聴帯域のノイズを減少させ、音楽制作環境での高い要求に応えます。

5. 環境に合わせた緻密なセッティングを可能にする音響コントロール類と端子類

リアパネルには、壁際にスピーカーを配置した際に低域が強調される点を補正し、正確なモニタリングを可能にするROOM CONTROLを搭載、また、HIGH TRIMも装備しており、部屋や用途に合わせた緻密なバランス設定が行えます。入力端子はXLR、TRSフォーン端子を併装し、ミキサーやキーボード、オーディオインターフェースからの出力など、あらゆるユースケースに柔軟に対応します。

『HSシリーズ』リアパネル
『HSシリーズ』リアパネル

主な仕様

モデル HS5 HS7 HS8 HS8S
形式 バイアンプ2WAYバスレフ型
パワードスタジオモニター
バスレフ型
パワードサブウーファー
再生周波数帯域 (-10dB) 54Hz - 30kHz 43Hz - 30kHz 38Hz - 30kHz 22Hz - 160Hz
クロスオーバー周波数 2kHz 2kHz 2kHz -
コンポーネント LF 5" コーン 6.5" コーン 8" コーン 8" コーン
HF 1" ドーム 1" ドーム 1" ドーム -
アンプ定格出力
(ダイナミックパワー)
Total 70W 95W 120W 150W
LF 45W(4Ω) 60W(4Ω) 75W(4Ω) 150W(4Ω)
HF 25W(8Ω) 35W(8Ω) 45W(8Ω) -
入力コネクター
(XLR とPHONE はパラレル接続)
XLR3-31 type(balanced)×1
PHONE(balanced)×1
XLR3-31 type(balanced)×2
PHONE(balanced)×2
出力コネクター - XLR3-32 type(balanced)×2(L&R)
XLR3-32 type(balanced)×1(EXT SUB)
入力インピーダンス 10kΩ 10kΩ
出力インピーダンス - 600Ω
入力感度 レベル:最大 -10dBu -10dBu
レベル:センター +4dBu +4dBu
最大入力レベル +24dBu +24dBu
最大出力レベル - +24dBu
コントロール LEVEL
EQ: HIGH TRIM(+/- 2dB at HF)
  : ROOM CONTROL(0/-2/-4 dB under 500Hz)
LEVEL
PHASE: NORM./REV.
HIGH CUT: 80-120Hz
LOW CUT: 80-120Hz
LOW CUT: ON/OFF
消費電力 45W 55W 60W 70W
寸法(W×H×D mm) 170×285×222 210×332×284 250×390×334 300×350×389
質量 5.3kg 8.2kg 10.2kg 12.5kg

*文中の商品名、社名等は当社や各社の商標または登録商標です。

この件に関するお問い合わせ先

■報道関係の方のお問い合わせ先

ヤマハ株式会社
広報部 宣伝・ウェブコミュニケーショングループ 担当:木崎
〒108-8568 東京都港区高輪 2-17-11
TEL:03-5488-6605
FAX:03-5488-5063

■一般の方のお問い合わせ先

株式会社ヤマハミュージックジャパン
PA営業部
プロオーディオ・インフォメーションセンター
TEL:03-5652-3618
(電話受付: 祝祭日を除く月~金/11:00~19:00)
ウェブサイト http://jp.yamaha.com/support/

※このニュースリリースに掲載されている製品情報や問い合わせ先などは、発表日現在の情報です。
発表日以降に変更される場合もありますので、あらかじめご了承ください。

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