ニュースリリース

プリ/パワーのセパレート構成で11.2ch再生の真髄に迫る
ヤマハAVアンプの新たなフラッグシップモデル

AVENTAGE
ヤマハ AVプリアンプ 『CX-A5000』
ヤマハ パワーアンプ 『MX-A5000』

PDFダウンロード(967Kb)

ヤマハ AVプリアンプ 『CX-A5000』 カラー:(B)ブラック、(H)チタン 希望小売価格<税込262,500円(本体価格250,000円)

ヤマハ AVプリアンプ 『CX-A5000』 カラー:(B)ブラック、(H)チタン
希望小売価格<税込262,500円(本体価格250,000円)

ヤマハ パワーアンプ 『MX-A5000』 カラー:(B)ブラック、(H)チタン 希望小売価格<税込>315,000円(本体価格300,000円)

ヤマハ パワーアンプ 『MX-A5000』 カラー:(B)ブラック、(H)チタン
希望小売価格<税込>315,000円(本体価格300,000円)

ヤマハ株式会社は、プリアンプとパワーアンプを独立させたセパレート構成で11.2ch再生の真髄に迫るヤマハAVアンプの新たなフラッグシップモデルとして、AVENTAGE(アベンタージュ)シリーズの11.2ch AVプリアンプ『CX-A5000』(B)ブラックおよび11chパワーアンプ『MX-A5000』(B)ブラックの2機種を10月上旬より、『CX-A5000』(H)チタンおよび『MX-A5000』(H)チタンの2機種を12月中旬より、それぞれ全国で発売いたします。

価格と発売時期

品名 モデル名 希望小売価格<税込> 当初月産
予定台数
発売日
AVプリアンプ CX-A5000 (B)ブラック、(H)チタン 262,500円
(本体価格250,000円)
300台 (B)ブラック 10月上旬
(H)チタン 12月中旬
パワーアンプ MX-A5000 (B)ブラック、(H)チタン 315,000円
(本体価格300,000円)
300台 (B)ブラック 10月上旬
(H)チタン 12月中旬

製品の概要

今回発売するAVプリアンプ『CX-A5000』、パワーアンプ『MX-A5000』は、これまで当社がAVENTAGEシリーズやZシリーズなどの高級AVアンプ開発で培ってきたオーディオ技術と音場創生技術を集大成した、セパレート構成の11.2chフラッグシップAVアンプです。『CX-A5000』にはESS社製32bitハイグレードD/AコンバーターやDSP-Z11以来となるシネマDSP HD3(エイチディ キュービック)フルプログラムを、また『MX-A5000』には定格出力230W/chの全チャンネル同一出力による電流帰還型11chパワーアンプを搭載。当社製AVアンプとしては1991年発売のAVC-3000DSP/AVM-3000から約22年ぶりのセパレート構成を採用することで、プリアンプとパワーアンプそれぞれの音・臨場感・操作性を極限まで高めるとともに、プリアンプ部またはパワーアンプ部単独での買い増し・買い替えをも可能にし、充実したシアターライフを長くお楽しみいただくための将来性にも配慮しました。『CX-A5000』『MX-A5000』は、フラッグシップモデルだからこそ実現できた圧倒的な高音質と臨場感、そして長期にわたって約束される真の感動を、すべてに最高を求めるシアターファイルの皆様に向けてお届けします。

【CX-A5000 主な特長】

AVプリアンプ「CX-A5000」(B)ブラック

  1. 高音質
    • Z/AVENTAGEシリーズで実績を積んだ高剛性シャーシと<5番目の脚>
    • 3回路分離型パワーサプライ、ヤマハカスタムメイドトランスなど音質最優先の電源部
    • ESS社製32bit DAC×2基、独自のD.O.P.G.コンセプトを採用した高品位なオーディオセクション
    • ノイトリック社製金メッキ仕様XLR端子を採用したバランス接続対応11chプリアウト、オーディオ専用バランス入力を装備
    • ハイレゾリューション・ミュージックエンハンサー
  2. 臨場感
    • 3次元立体音場再生の最高峰、シネマDSP HD3のフルプログラムを搭載
    • 部屋の音響特性をより積極的に改善するYPAO-R.S.C.
  3. 映像処理回路
    • 高画質再生の基礎=I/P変換のクオリティを独自技術によって追求
  4. ネットワークオーディオ
    • AirPlayはもちろん、Android端末からのワイヤレス音楽再生にも対応
    • WAV/FLAC・192kHz/24bit対応ネットワークレシーバー機能
  5. 操作性
    • 快適操作と美しい画面が魅力の専用アプリケーション
      「AV CONTROLLER」に対応
    • パソコンのブラウザー上で操作できるウェブコントロールセンター
    • お気に入りの設定を瞬時に呼び出せるSCENE機能
  6. 発展性
    • 4K Ultra HD映像やMHLなどの最新フォーマットに対応
    • 別室などでメインルームと異なるコンテンツが楽しめるHDMIゾーンスイッチング
    • Bluetooth®ワイヤレスオーディオレシーバーYBA-11(別売)に対応

【MX-A5000 主な特長】

パワーアンプ「MX-A5000」(B)ブラック

  1. 高音質
    • Z11譲りのH型リジッドフレームと<5本目の脚>による強靱な構造体
    • 定格230W/ch、全チャンネル同一出力の11ch電流帰還型パワーアンプ
    • 大型トロイダルトランスを中心に据えた大容量電源部
  2. 接続・拡張性
    • バランス接続対応11ch入力端子、
      真鍮削り出し金メッキスピーカー端子を装備
    • チャンネルセレクター機能が実現する多彩なスピーカーアサイン
  3. 操作性
    • AVプリアンプやサブウーファーとの電源連動が可能なトリガー入出力
    • 電源の切り忘れを防止するオートスタンバイ

CX-A5000 主な特長

1.高音質

Z/AVENTAGEシリーズで実績を積んだ高剛性シャーシと<5番目の脚>

アルミサイドパネル採用
アンチレゾナンステクノロジーによる<5番目の脚>

H型クロスフレーム&ダブルボトム構造で理想の機械的強度を発揮する制振・高剛性シャーシ、設置安定性を高めて筐体の共振を効果的に分散する独自のアンチレゾナンステクノロジー(Anti Resonance Technology)による<5番目の脚>など、ZシリーズやAVENTAGEシリーズで実績を積んだ筐体設計技術を投入。ヤマハAVアンプの伝統というべき圧倒的な音の静寂性を支えています。さらにボディ両サイドにはデザイン性を高め、筐体全体の制振にも貢献するアルミ押し出し材サイドパネルを装着しました。

3回路分離型パワーサプライ、ヤマハカスタムメイドトランスなど音質最優先の電源部

銅メッキカバー一体型電源トランス

オーディオ回路、デジタル回路、FLディスプレイ回路のそれぞれに専用電源を割り当てた3回路分離型パワーサプライを搭載し、各回路間の相互干渉を防いで全動作モードでのS/Nを大幅に向上させました。加えて、本機専用にカスタムメイドされた銅メッキカバー一体型の電源トランス(EI型)や余裕を持った電源ブロック、電源供給の最短化と磁場効果の低減を目指した給電レイアウト、出力ステージ前の信号を純化するバランス出力回路専用電源などにより、AVプリアンプに求められる繊細な音から最大の音までの余すことなき情報再現力を獲得しています。

ESS社製32bit DAC×2基、独自のD.O.P.G.コンセプトを採用した高品位なオーディオセクション

ESS社製ハイグレード32bit DAC×2基

ESS社製32bitハイグレード32bit DAC「SABRE32 Ultra DAC ES9016」を全11.2ch用として2基搭載。入力部とD/Aコンバーター部の電位差を解消して微小信号の再生品位を高めるD.O.P.G.(DAC on Pure Ground)コンセプトとともに、卓越した微小信号の再現性とディテール表現力、そして大音量時におけるダイナミクスの忠実な再現を目指しました。さらにデジタルフィルターの特性は「シャープロールオフ」「スローロールオフ」、そしてヤマハのカスタムセッティングである「ショートレイテンシー」の3タイプから選択可能。お好みの音質傾向をお選びいただけます。

ノイトリック社製金メッキ仕様XLR端子を採用したバランス接続対応11chプリアウト、オーディオ専用バランス入力を装備

ノイトリック社製金メッキ仕様XLR端子

11chプリアウトは通常のRCAコンポジット(アンバランス)端子に加えて、XLR端子によるバランス出力にも対応。『MX-A5000』をはじめとするバランス入力端子付きパワーアンプとの組み合わせで、ノイズの影響を受けにくい信号伝送を実現します。加えて、「CD-S3000」などバランス出力を備えた機器との高音質接続が可能なXLRバランス入力端子も装備。全バランス入出力端子には、ヤマハの業務用ミキシングコンソールでも実績を積んだノイトリック(NEUTRIK)社製の金メッキ仕様XLR端子を採用しています。

ハイレゾリューション・ミュージックエンハンサー

ハイレゾリューション・ミュージックエンハンサー

圧縮音声を活き活きと再現する通常のミュージックエンハンサーに加えて、非圧縮(CD、WAV)および可逆圧縮(FLAC)音声を最大96kHz/24bit分解能まで拡張処理するハイレゾリューション・ミュージックエンハンサーを搭載。オーディオソースから、よりデリケートな音楽的表現を引き出します。

2.臨場感

3次元立体音場再生の最高峰、シネマDSP HD3のフルプログラムを搭載

フロント/リアプレゼンススピーカーを含む最大11.2chスピーカー構成と、通常のシネマDSPを大きく上回る圧倒的な情報密度を駆使して、音場の高さ方向を加えた空間情報の完全再現を目指す3次元立体音場再生の最高峰=シネマDSP HD3(エイチディ キュービック)。『CX-A5000』では、その11.2ch再生を『MX-A5000』との組み合わせで実現します。サラウンドプログラムは、これまでDSP-Z11のみに搭載されていたシネマDSP HD3専用の10プログラムを新たに加えた計33プログラム。さらに、仮想のプレゼンススピーカーを空間上に生成するVPS(バーチャル・プレゼンス・スピーカー)機能がフロントプレゼンススピーカーなしでの3D再生を可能にするほか、フロントプレゼンススピーカーを含む7.1chスピーカー構成ではVPS機能が仮想のリアプレゼンススピーカーを生成してシネマDSP HD3再生を実現するなど、11.2ch再生をより身近なものにします。

左:11.2chスピーカー設置図/右:シネマDSP HD3音場概念図

部屋の音響特性をより積極的に改善するYPAO-R.S.C.

YPAO-R.S.C.の動作イメージ

初期反射音を厳密に制御してホームシアターの臨場感を飛躍的に高める「YPAO-R.S.C.」、複数の計測ポイントからのデータを総合的に判断して計測精度を向上させる「マルチポイント計測」、室内の音響特性に合わせてシネマDSP効果を最適化する「DSPエフェクトレベルノーマライズ」、視聴位置とスピーカーとの位置関係を把握して調整に反映できる「スピーカー角度計測」といった高度な計測・調整機能を、視聴環境最適化システム「YPAO」で実現。専用施工されたシアタールームで楽しむような理想の視聴環境を簡単な操作で再現できる、ヤマハだけの先進機能です。

  • * R.S.C.= Reflected Sound Control

3.映像処理回路

高画質再生の基礎=I/P変換のクオリティを独自技術によって追求

動き適応型/エッジ適応型デインターレース、マルチケイデンス検出、ディテール&エッジ強調、映像信号調整に対応したヤマハオリジナルの映像処理回路を搭載。ハイエンド・ビデオプロジェクターなどの開発で培った3次元動き適応型I/P変換をはじめとする独自の映像処理技術を投入することで、高画質再生の基礎と言うべきI/P変換のクオリティにも改めてこだわりました。加えて、映像処理回路を必要に応じて完全にバイパスし、ビデオゲームなどで気になる映像の遅延を排除するビデオダイレクト機能も装備しています。

4.ネットワークオーディオ

AirPlayはもちろん、Android端末からのワイヤレス音楽再生にも対応

iTunesライブラリーをストリーミング再生するAirPlayの概念図

お手持ちのiPod touch/iPhone/iPadやパソコン内のiTunesライブラリーに保存された音楽コンテンツをストリーミング再生できるAirPlayに対応。さらに専用アプリケーション「AV CONTROLLER」(詳細は後述)を使えば、iPod touch/iPhone/iPadに加えてAndroid対応スマートフォン/タブレット内の音楽コンテンツについてもワイヤレスでの高音質ストリーミング再生が楽しめます。

WAV/FLAC・192kHz/24bit対応ネットワークレシーバー機能

vTuner

NP-S2000に象徴されるヤマハの高音質ネットワークオーディオ技術を活かしたWAV/FLAC・192kHz/24bit再生対応、DLNA1.5準拠のネットワークレシーバー機能を内蔵。お手持ちのパソコンやNAS(ネットワークHDD)にストックした音楽コンテンツをピュアオーディオグレードの高音質で再生できるほか、インターネットラジオが快適に楽しめるvTunerにも対応しています。

5.操作性

快適操作と美しい画面が魅力の専用アプリケーション「AV CONTROLLER」に対応

専用アプリケーション「AV CONTROLLER」の操作画面例(タブレット)

iPod touch/ iPhone/iPadやAndroid端末を使ってAVENTAGEの操作が行える*1専用アプリケーション「AV CONTROLLER*2」に対応。電源オン/オフや音量調整、入力ソース選択、シネマDSPのサラウンドモード選択、本機に入力されたAVコンテンツを別室のシステムで同時に楽しめるゾーン機能などをリモコン感覚で快適にコントロールできるほか、iPod touch/iPhone/iPadやAndroidスマートフォン/タブレット内の音楽コンテンツを高音質でワイヤレス再生できるヤマハオリジナルの音楽再生機能も搭載しています。動作が緩慢になりがちなネットワークオーディオの選曲もサクサク動く快適な操作感、タブレットの縦横切り替え表示に対応した機能的で美しい画面も魅力です。

  • *1:本機と無線LANルーターとの有線接続が必要です。
  • *2:iOS 4.2以降がインストールされたiPod touch(第3世代以降)/iPhone(3GS以降)/iPad、Android OS2.1以上に対応。iOS版はApp Storeから、Android版はGoogle Playから、それぞれ無償でダウンロードできます。

パソコンのブラウザー上で操作できるウェブコントロールセンター

ウェブコントロールセンター画面例

お手持ちのパソコンの標準ウェブブラウザー*3を使って本機を操作できる*4「ウェブコントロールセンター」を搭載。見やすいコントロールパネル(操作画面)で本機の動作状態を確認しながら、確実な操作が行えます。

  • *3:動作確認済みウェブブラウザーはInternet Explorer 8.0以降です。
  • *4:パソコンを接続しLANルーターと本機との有線接続が必要です。

お気に入りの設定を瞬時に呼び出せるSCENE機能

リモコンの「シーンボタン」でダイレクト選択

シネマDSPプログラムや音量/音質調整、パワーアンプアサインなどの各種設定を入力ソースごとに記憶してワンタッチで呼び出せるSCENE(シーン)機能。視聴したいソースのボタンを1回押すだけでAVレシーバーの電源がオンになり、再生環境のセットアップが瞬時に完了します。

6.発展性

4K Ultra HD映像やMHLなどの最新フォーマットに対応

マルチチャンネルでサラウンド再生

4K Ultra HDパススルー&アップスケーリング、およびアナログ映像信号のHDMIへのアップコンバージョンに対応。さらに、MHL対応の携帯端末*5を接続して最大フルHD(1080p)映像/最大7.1chマルチチャンネル音声の伝送や本機側リモコンでの端末操作*6などを実現するフロントMHL(Mobile High-Definition Link)*7接続、Bluetoothオーディオ再生(別売「YBA-11」使用)にも対応しています。

  • *5:MHL(Mobile High-definition Link)とは米Silicon Image社が開発した、携帯端末から高速での映像及び音声伝送が可能になるインターフェイス規格です。
  • *6:モバイル機器やアプリケーションによっては一部の機能を操作できない場合があります。
  • *7:MHLに対応したHDMI端子は入力8系統のうちの1系統(フロント)となります。

別室などでメインルームと異なるコンテンツが楽しめるHDMIゾーンスイッチング

本機を設置した部屋(メインルーム)でシアター再生を楽しみながら、メインルームと異なる任意のAVコンテンツを、寝室やキッチンなどの別室に設置したHDMI対応テレビやホームシアターに伝送して同時再生できる「HDMIゾーンスイッチング」に対応。HDMI入力されたAVコンテンツはもちろん、デジタルまたはアナログ入力されたオーディオコンテンツ、内蔵ネットワークレシーバー(インターネットラジオ、USBオーディオ含む)、内蔵FM/AMのいずれかを選んで伝送することも可能になりました。別室のHDMI対応テレビやAVアンプ、YSPなどでメインルームと同じ、または異なるコンテンツを楽しめるので、寝室やキッチンに移動して作品の続きを観賞したり、家族が別々のコンテンツを楽しむときに便利です。

Bluetooth®ワイヤレスオーディオレシーバーYBA-11(別売)に対応

専用アプリケーション「AV CONTROLLER」の操作画面例(タブレット)

スマートフォンなどのBluetooth®対応機器内の音楽コンテンツのワイヤレス再生を実現する、別売のBluetooth®ワイヤレスオーディオレシーバー「YBA-11」に対応。Wi-Fi環境を必要とせず、より手軽にワイヤレス音楽再生が楽しめます。また「YBA-11」からの音声出力は同軸デジタル接続でCX-A5000に入力されるため、内蔵のESS DACを活かした高音質再生が期待できます。

【その他の特長】

●外部デジタル音声に含まれるジッター成分を除去して再生品位を高めるウルトラロージッターPLL回路●高音質を支えるカスタムメイドの鋳鉄製レッグ●シネマDSPの効果やダイナミックレンジを音量調整に合わせて自動的に制御するアダプティブDSPレベル&アダプティブDRC技術●サラウンド再生がお手持ちのヘッドホンで楽しめるサイレントシネマ●4K Ultra HD/3D映像伝送*やオーディオリターンチャンネル(ARC)に対応した8入力/2出力のHDMI端子●音声信号経路を最短化して入力ソースの音をありのままに再現するピュアダイレクトモード●一定時間使用しないと自動的に電源が切れるオートパワーダウン●お手持ちのiPod/iPhone/iPadのデジタル音声接続に対応した前面USB端子●40局プリセット対応FM/AMチューナー●MM対応フォノイコライザー

  • *3D映像信号のパススルーはフレームパッキング、サイドバイサイド、トップアンドボトムの各方式に対応しています。

MX-A5000 主な特長

1.高音質

Z11譲りのH型リジッドフレームと<5本目の脚>による強靱な構造体

H型リジッドフレーム

厚さ1.6mmの鋼板を使用したサブシャーシとH型メインフレーム、そして外周部を巡るアウターフレームの3要素を強固に結合し、外板に依存することなく完全な機械的強度が得られるDSP-Z11譲りのH型リジッドフレーム構造を採用。さらに、設置安定性を高めて筐体の共振を効果的に分散するアンチレゾナンステクノロジー(Anti Resonance Technology)による<5番目の脚>を重心点付近に装着しています。またボディ両サイドには『CX-A5000』と共通のアルミ押し出し材サイドパネルを装着し、デザイン性を高めるとともに筐体の振動共振軽減にも貢献しています。

定格230W/ch、全チャンネル同一出力の11ch電流帰還型パワーアンプ

ワイドレンジで高スルーレート、NFBや位相補償を最小限に抑えた音質最優先の3段ダーリントン出力段・電流帰還型パワーアンプ回路をDSP-Z11から継承。さらに『MX-A5000』では新たに11chすべてを定格230W/ch(6Ω)の全チャンネル同一出力で統一するとともに、4Ωまでのローインピーダンス駆動に対応。左チャンネル系と右チャンネル系のパワーアンプブロックを左右対称に配置したシンメトリーな内部レイアウトによってチャンネルセパレーションを最大限に高めました。11.2chをひとつの空間として描き切る圧倒的な力感と静けさで、シネマDSP HD3の臨場感を余すことなく再現します。

大型トロイダルトランスを中心に据えた大容量電源部

左:大型トロイダルトランス/右:27000μ大容量ブロックケミコン

電源部には、電源伝達効率に優れた本機専用の大型トロイダルトランスと、27000μF×2の大容量ブロックケミコンを搭載。制御系電源をオーディオ系電源から分離するなどローノイズ化も徹底させ、あらゆるタイプのスピーカーを理想的に駆動する卓越したドライバビリティとヤマハAVアンプの伝統である音の静寂性、そして音楽の自然な響きや余韻の再現性を最高度に達成しています。

2.接続・拡張性

バランス接続対応11ch入力端子、真鍮削り出し金メッキスピーカー端子を装備

音声入力はRCAコンポジット(アンバランス)端子に加え、XLR端子によるバランス入力にも対応。『CX-A5000』をはじめとするバランス出力端子付きプリアンプとの組み合わせで外来ノイズに強い音声伝送を実現するほか、グラウンドセンシング方式への対応により、『CX-A5000』とのアンバランス接続時にもノイズの影響を低減しています。すべてのバランス入出力端子には、ヤマハの業務用ミキシングコンソールでも実績を積んだノイトリック製の金メッキ仕様XLR端子を採用。またスピーカー出力端子には、Yラグ端子にもバナナプラグにも対応する真鍮削り出しの金メッキ・スクリュー式ターミナルを採用しています。

チャンネルセレクター機能が実現する多彩なスピーカーアサイン

バランス入力端子のグループごと装備されたチャンネルセレクタースイッチ

11の入力系統を隣接する5グループに分け、各端子脇のセレクタースイッチを使ってグループ内の他の入力系統に信号を分配することができます。たとえば5ch分のスピーカーをすべてバイアンプ駆動にしたり(下図「接続例1」)、センタースピーカーを最大3台並べて使用する、といった多彩なスピーカーアサインをケーブルのつなぎ換えなしで実現。お使いになるシステムが11.2chスピーカー構成でなくても、本機のポテンシャルを無駄なく活かすことができます。さらに使用しないチャンネルのパワーアンプをサブルーム用に割り当て、寝室やキッチンに置いたスピーカーを駆動することも可能です。(下図「接続例2」)。

左:接続例1<5chバイアンプ接続>/右:接続例2<マルチゾーン接続>

3.操作性

AVプリアンプやサブウーファーとの電源連動が可能なトリガー入出力

同時発売のAVプリアンプ『CX-A5000』と連動して本機の電源オン/オフが行えるトリガー入出力端子を装備。当社製パワードサブウーファーなども含めたシステム全体の電源連動を実現します。

電源の切り忘れを防止するオートスタンバイ

電源投入から8時間後に本機(トリガー出力端子に接続されたシステム機器を含む)の電源がオフになるオートスタンバイが無駄な電力消費を防止。オートスタンバイは本機のリアパネルにあるスイッチで設定/解除できます。

【その他の特長】

●中央に大型パワースイッチを配した印象的なデザインのアルミフロントパネル●高音質を支えるカスタムメイドの鋳鉄製レッグ●前面スピーカーA/B切り換えスイッチ(CH2 L/R入力に対応)

長期製品保証

長期間にわたり安心してご愛用いただけるよう、お買い上げ日より満5年間のメーカー製品保証を「AVENTAGE」全製品に標準で付与いたしました。

製品の販売について

『CX-A5000』および『MX-A5000』の予約受付は、2013 年9月20日(金)より随時開始予定です。
充実した試聴環境と設置ノウハウを持つ販売店とのパートナーシップのもと、音楽を愛好する皆様が製品の価値を十分に納得されてご購入いただけますよう、努力してまいります。

  • *実際の予約受付開始日につきましては、各販売店により決定されます。

『CX-A5000』『MX-A5000』に伝統のチタンカラーモデルも用意

AVプリアンプ 『CX-A5000』 カラー:(H)チタン

AVプリアンプ 『CX-A5000』 カラー:(H)チタン

パワーアンプ 『MX-A5000』 カラー:(H)チタン

パワーアンプ 『MX-A5000』 カラー:(H)チタン

チタンカラー概要

今回発売する『CX-A5000』『MX-A5000』の外装色には、通常の(B)ブラックに加えて、1990年代を中心にヤマハ製AVアンプやオーディオコンポーネントなどに広く採用されていた伝統の(H)チタンカラーも用意しました。グレーメタリック調の深い色合いにホワイトのレタリングが映える、クールで洗練された佇まいをお楽しみください。なお、チタンカラーモデルの性能・機能はブラックモデルと共通、発売時期は12月中旬を予定しています。

http://jp.yamaha.com/products/audio-visual/av-amplifiers/

チタンカラーを採用した歴代ヤマハAVアンプの系譜 (ご参考)

1990年代、ヤマハAVアンプのメインカラーとして親しまれた「チタンカラー」。2000年代以降、ホームシアターの一般化とともにヤマハAVアンプの外装色もトレンドに即したゴールドへ、そしてブラックへと遷り変わっていきました。しかし、クールで洗練されたその佇まいは今なお世界中のヤマハファンの記憶に残り続け、現在も海外の一部地域向けにチタンカラーモデルを生産・出荷しています。ヤマハでは、2012年秋に限定販売した「RX-A3020チタン」(生産完了品)に続き、今回発売する『CX-A5000』『MX-A5000』にも日本国内向けチタンカラーモデルを設定。その系譜に新たな1ページが書き加えられました。ここでは、伝統のチタンカラーを採用した日本国内向けAVアンプの歴代モデルをご紹介します。

1990年

AVX-2000DSP DSP AV Amplifier

独自のDSP技術とサラウンドデコーダーとを融合した映画のための革新的な音場創生技術=CINEMA-DSPを初搭載した7chパワーアンプ内蔵の最高級AVアンプ。

1991年

AVC-3000DSP DSP/AV Control Amplifier

パワーアンプ部(AVM-3000)をセパレート化し、CINEMA-DSP再生の可能性を限りなく追い求めたフル7ch仕様の超弩級AVコントロールアンプ。

1992年

AVX-2200DSP DSP AV Amplifier

DSPセパレートアンプ3000シリーズの開発成果を継承。CINEMA-DSPの音場再現力を劇的に進化させたドルビープロロジック世代DSP AVアンプの最高峰。

1995年

DSP-A3090 DSP AV Amplifier

ドルビーデジタルによる5.1chデジタルサラウンドをいち早く搭載。CINEMA DSPとの相乗効果で、圧倒的な臨場感を聴かせたデジタル時代の7.1ch AVアンプ。

1997年

DSP-A1 DSP AV Amplifier

DTSサラウンドデコーダーを世界で初めて搭載。最高音質、最高機能のフルフォーマット対応機としてシアターファンの羨望を集めた伝説のフラッグシップ。

2012年

RX-A3020 AV Receiver

3次元立体音場再生の最高峰=シネマDSP HD3を搭載し、最大11.2chまでの拡張に対応するハイエンド9.2ch機。チタンカラーモデルは100台の数量限定で復活しました。

CX-A5000 主な仕様

型番 CX-A5000
HDMI入力 8(MHL対応前面入力1)
HDMI出力 2(同時出力可、Zone2/4出力可)
音声入力 アナログ 11系統 2ch RCAアンバランス9(前面入力1、PHONO1含む)、XLRバランス1(1:アース、2:HOT、3:COLD)
マルチチャンネル 1 (8ch)
デジタル 7系統 光 4 (前面入力1)
同軸 3
音声入力(その他) 2系統 USB※1 1 (前面入力1)、Ethernet 1
映像入力 14系統 コンポーネントビデオ 4
D4端子 1
Sビデオ 4
コンポジットビデオ 5 (前面入力1)
音声出力 PRE OUT RCA
アンバランス
11.2ch :フロントL/R、センター、サラウンドL/R、サラウンドバックL/R、
フロントプレゼンスL/R、リアプレゼンスL/R※2
サブウーファー OUT 2、(STEREO、FRONT&REAR、MONO×2)
XLR
バランス
11ch :フロントL/R、センター、サラウンドL/R、サラウンドバックL/R、
フロントプレゼンスL/R、リアプレゼンスL/R※2
1:アース、2:HOT、3:COLD
ZONE OUT ZONE 2、ZONE 3※2
その他の音声出力 AV OUT 2(アナログRCA 2ch 1/光 1)
ヘッドホン出力 1
モニター出力端子 MONITOR OUT/
ZONE OUT
3系統 コンポジットビデオ 1
Sビデオ 1
コンポーネントビデオ 1
映像出力端子 AV OUT 2系統 コンポジットビデオ 1
Sビデオ 1
HDMIアップスケーリング 4KUltraHD対応
シネマDSPプログラム数 33
消費電力 80W
待機時消費電力 HDMIコントロールオフ/スタンバイスルーオフ時 0.3W以下
HDMIコントロールオン、スタンバイスルーオン時 5.0W以下
ネットワークスタンバイ オン時 2.2W以下
寸法(幅×高さ×奥行) 435W×192H×448Dmm
質量 13.6kg
付属品 リモコン、単4 乾電池(4本)、AMアンテナ、FMアンテナ、YPAO用マイク、マイクベース、電源コード、取扱説明書、セットアップガイド
  • ※1:iPod/iPhone/iPad、およびUSBメモリー内ファイルの音声再生用。USB DACとしての機能はありません。
  • ※2:Zone3出力が有効となる時はR.Presenceからの音声は出力されません。

MX-A5000 主な仕様

型番 MX-A5000
定格出力 20Hz-20kHz、2ch駆動 170W/ch (6Ω、0.06%THD)
1kHz、1ch駆動 230W/ch (6Ω、0.9%THD)
実用最大出力(JEITA) 1kHz、1ch駆動 280W/ch (6Ω、10%THD)
内蔵パワーアンプ数 11
音声出力 スピーカー出力 11ch 13端子(Ch1(1ch)、Ch2 L/R(A)、Ch2 L/R(B)、Ch3 L/R、Ch4 L/R、Ch5 L/R、Ch6 L/R)
音声入力端子 RCAアンバランス 11、XLRバランス 11(1:アース、2:HOT、3:COLD)
トリガー端子 出力1、入力1、スルーアウト1
消費電力 650W
待機時消費電力 0.1W以下
寸法(幅×高さ×奥行) 435W×210H×463.5Dmm
質量 25.4kg
付属品 電源コード、システム接続ケーブル、取扱説明書

この件に関するお問い合わせ先

■報道関係の方のお問い合わせ先

ヤマハ株式会社
広報部 宣伝・ウェブコミュニケーショングループ 窪井、千葉
〒108-8568 東京都港区高輪 2-17-11
TEL:03-5488-6605
FAX:03-5488-5063

■一般の方のお問い合わせ先

株式会社ヤマハミュージックジャパン
カスタマーサポート部
お客様コミュニケーションセンター
オーディオ・ビジュアル機器ご相談窓口
〒430-8650 静岡県浜松市中区中沢町10-1
TEL 0570-011-808(ナビダイヤル:全国どこからでも市内通話料金)
TEL 053-460-3409(携帯電話、PHS、IP電話でご利用の場合)

※このニュースリリースに掲載されている製品情報や問い合わせ先などは、発表日現在の情報です。
発表日以降に変更される場合もありますので、あらかじめご了承ください。

関連リンク

ホーム > 製品情報 > ホームシアター・オーディオ

関連画像

Get Adobe Reader

PDFファイルをご覧いただくには、Adobe社の Adobe Reader®が必要になります。
最新の Adobe Readerは Adobe社のサイトより無料でダウンロード可能です。

Adobe® Reader™

ページトップへ戻る