2014年01月22日 [鍵盤楽器]
最新技術の投入と新コンセプトユニットの開発
ヤマハ エレクトーン® 『STAGEA®』
− ELS-02シリーズ/バイタライズユニット −
ヤマハ株式会社(本社:静岡県浜松市中沢町10-1、社長:中田 卓也)は、ヤマハエレクトーン『STAGEA(ステージア)』の新モデル 「ELS-02」「ELS-02C」「ELS-02X」を4月10日(木)から発売します。
また、ユーザーが現在使用している現行のエレクトーンSTAGEA ELS-01シリーズを買い換えることなく、新モデルと同等の性能にすることができるSTAGEAバイタライズユニット「ELSU-V02」「ELSU-V02X」を5月7日(水)から発売します。
価格と発売日
品名 | 品番 | 価格(税抜き) | 発売日 |
---|---|---|---|
ヤマハエレクトーン STAGEA |
ELS-02 スタンダードモデル | 650,000円 | 4月10日(木) |
ELS-02C カスタムモデル | 980,000円 | ||
ELS-02X プロフェッショナルモデル | 1,580,000円 |
- ◎初年度販売予定数:合計15,000台
- ※専用イス付き
品名 | 品番 | 価格(税抜き) | 発売日 |
---|---|---|---|
STAGEA バイタライズユニット |
ELSU-V02 (ELS-01/01U/01C/01CU/01CHをお持ちのお客様) |
240,000円 | 5月7日(水) |
ELSU-V02X (ELS-01X/01XUをお持ちのお客様) |
260,000円 |
- ※取付料、出張費別
製品の概要
エレクトーンは、上、下、ペダルの3段鍵盤を使い、1人でメロディ、ハーモニー、リズムをリアルタイムに表現できる楽器として、1959年の発売以来、常に最新の電子楽器技術の粋を集めて進化してきました。これまでに全世界でおよそ480万台以上を販売し、電子オルガンの代名詞になるまで広く普及しています。
中でも2004年に発売したSTAGEAは、本体各部のユニット化を実現し、必要な機能を後から付け加えることで、上級モデルへのグレードアップが可能な点などで好評をいただいています。
今回発売するエレクトーン「STAGEA」ELS-02シリーズ(以下ELS-02シリーズ)は、「STAGEA」ELS-01シリーズ(以下ELS-01シリーズ)のユーザーが、最新の機能を備えたELS-02シリーズと同等のモデルにアップグレードできる、新しいコンセプトのユニットを開発しました。ELS-01シリーズに新たな息吹を与える=「バイタライズ(活性化)」することができるということから、このユニットを「STAGEA バイタライズユニット」として命名し、展開します。時代とともに進化していく電子技術と、楽器としての普遍性の両立を目指すヤマハの電子楽器としては、初めてのご提案です。
なお、これまでELS-01シリーズで作られたデータはELS-02シリーズでも再現が可能なほか、ELS-02シリーズへ買い換えた場合でも、パネルレイアウトが共通なので、操作に戸惑うこともありません。
また、ELS-01シリーズ同様、グレードアップユニットも5月7日に発売いたします。
(概念図)
さらにELS-02シリーズでは、楽器の本質である音に徹底的にこだわり、奏者の感性をより自然に表現できる「スーパーアーティキュレーションボイス」を新たに搭載したほか、最新の音楽シーンにもマッチできる、豊富なリズムやレジストレーションメニューをプリセットするなど、当社の最新技術により表現力が飛躍的に向上しました。
デザインも、ELS-01シリーズのスタイリッシュなフォルムはそのままに、より精悍でステージに映える、高級感のあるカラーリングを採用しました。
詳細は以下の通りです。
主な特長
1. 電子楽器の新たな進化を実現した「STAGEA バイタライズユニット」の開発
現在使用中のELS-01シリーズにバイタライズユニットを取り付けることによって、新たに1台買い替えることなく、ELS-02シリーズとほぼ同等の性能を実現します。データだけでなく、操作や奏法、楽器自体もお客様の資産を最大限に有効活用します。
2. 息づかいまでも表現できる新ボイス
アコースティック楽器の音を自然に再現する、当社独自のAEM技術を使用した「スーパーアーティキュレーションボイス」を採用しました。管楽器の演奏に欠かせない滑らかなレガートやスタッカートといった奏法、ギターと指の摩擦音、サックスのブレス音などのアコースティック楽器特有の奏法を、鍵盤のタッチなどを使い、演奏にあわせてより自然に表現することができるようになりました。また、ヤマハピアノの最高峰であるフルコンサートグランドピアノCFXの音をサンプリングしたピアノボイスを始め、高品質で多彩なボイスが充実、演奏の幅を広げるだけでなく、奏者の感性をもさらに引き出します。
3. 最新の音楽をもっと手軽にする充実のリズム、レジストレーションメニュー
時代の流れにあわせ最新の音楽シーンに対応できる豊富なリズムを搭載しました。また、レッスンなどで活用できるシンプルリズムやメトロノームパターンも用意。いつでもすぐに呼び出すことができます。リズムと音色のおすすめを組み合わせてあるレジストレーションメニューもさらに充実。弾きたいと思ったときにいつでも簡単に呼び出せる豊富なメニューには、即興演奏やレジストレーション制作でベーシックなセッティングとして使えるシンプルレジストを搭載しています。
4. 奏者がより演奏に集中できるさまざまな工夫
音が途切れることなく瞬時に呼び出せるレジストメモリーや、初めからセットされている音色を自由に変えることのできるユーザーボイスをこれまでの5倍に拡大できるレジストバンク、気に入った音色の設定をいつでも使えるようになるボイスリンクなど、これまでよりもレジストレーションや音色の活用が自在になりました。LCDディスプレイもより大きく見やすくなり、演奏に集中できるようになります。
5. これまでの資産を無駄にしない互換性
ELS-01シリーズで作成されたレジストレーションや演奏データは同じように再現が可能です。また、パネルスイッチや鍵盤のタッチなどはそのまま継承されていますので、操作に戸惑うことはありません。
主な仕様
ELS-02X | ELS-02C | ELS-02 | |||
---|---|---|---|---|---|
鍵盤 | 上鍵盤/下鍵盤/ペダル鍵盤 | 61/61/25 | 49/49/20 | ||
鍵盤種 | カスタム鍵盤(FSV 鍵盤) | スタンダード鍵盤(FS 鍵盤) | |||
イニシャルタッチ | 上鍵盤、下鍵盤、ペダル鍵盤 | ||||
アフタータッチ | 上鍵盤、下鍵盤、ペダル鍵盤 | 上鍵盤、下鍵盤 | |||
ホリゾンタルタッチ | 上鍵盤、下鍵盤 | - | |||
レジストレーション | レジストレーションメニュー | 566 | 506 | ||
レジストレーションメモリー | 1Unit 16×5 | ||||
音色 | ボイスセクション数 | 上鍵盤ボイス:2、リードボイス:2、下鍵盤ボイス:2、ペダルボイス:2 | |||
全プリセットボイス数 | 986+94(VA) | 986 | |||
ユーザーボイス数 | 1Unit AWM:80、VA:6 | 1Unit AWM:80 | |||
ボイスリンク | ○ | ||||
オルガンフルート | サイン、ビンテージ、ユーロ/ビブラート | - | |||
リズム | プリセットパターン数 | 634(メトロノーム含む) | |||
コントロール | セカンドエクスプレッションペダル | ○ | 設定/再生のみ | ||
インターネットダイレクト接続 (要 動作確認済みLANアダプター) |
○ | ||||
機器仕様 | 液晶ディスプレイ | 7 型TFT- カラーLCD 800 × RGB × 480 ドット | |||
サウンド | アンプ出力 | 70W × 2 ( ELSU-S02C 使用時) |
70W×2 | 50W×2 | |
スピーカー | [モニタースピーカー]6.6cm × 2 | [コーン型]13cm×8、[ドーム型]2.5cm×4、[モニタースピーカー]6.6cm×2 | [コーン型]13cm×2、5cm×2、[モニタースピーカー]6.6cm×2 | ||
USB TO DEVICE | 3(2つはUSB DOCK) | ||||
サイズ・質量 間口×奥行き×高さ |
本体: 1,229mm×987mm×1,017m、1,276mm(譜面板を立てたとき) | 本体: 1,229mm×574mm×1,017mm、1,276mm(譜面板を立てたとき) | |||
質量:100kg | 質量:109.5kg | 質量:102.5kg | |||
椅子:25鍵ペダル椅子 915mm×365mm×618mm、質量12.1kg |
椅子:20鍵ペダル用椅子 781mm×305mm×618mm、質量8.8kg |
注
注1.AWM音源
AWMはAdvanced Wave Memoryの略で、生楽器など実際の音の波形をデジタル信号として録音するサンプリング音源技術をもとにした当社独自の音源方式で、リアルな音色が特長です。
注2.AEM(Articulation Element Model)技術
「AEM」とは、データベースの中から演奏に最適なサンプリングデータをリアルタイムで選び出し、それらを滑らかにつなげて発音させることで、自然なアコースティック楽器の音を再現するヤマハの音源技術の商標です。
注3.イニシャル・タッチ機能
鍵盤を押さえる速さによって音量・音質の変化を出す機能
注4.アフター・タッチ機能
鍵盤を押さえた後、さらに深く押さえることで、音量・音質・ビブラートなどがコントロール可能な機能
注5.ホリゾンタル・タッチ機能
鍵盤を押さえたまま指の重心を左右に動かすことで、主にビブラート、ピッチベンド効果が得られる機能
*「エレクトーン」「STAGEA」は、当社の登録商標です。
この件に関するお問い合わせ先
■報道関係の方のお問い合わせ先
- ヤマハ株式会社
- 広報部 宣伝・ウェブコミュニケーショングループ 木村、千葉
〒108-8568 東京都港区高輪 2-17-11
TEL:03-5488-6605
FAX:03-5488-5063
■一般の方のお問い合わせ先
- ヤマハ株式会社
- ヤマハお客様コミュニケーションセンター エレクトーン・D-DECKご相談窓口
ナビダイヤル(全国共通)TEL:0570-005-808
上記番号でつながらない場合は053-460-4836へおかけください。
受付時間 月曜~金曜 10:00~18:00/土曜 10:00~17:00
(日曜・祝日およびセンター指定の定休日を除く)
※このニュースリリースに掲載されている製品情報や問い合わせ先などは、発表日現在の情報です。
発表日以降に変更される場合もありますので、あらかじめご了承ください。
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