ニュースリリース

2013年01月24日 [ 管弦打楽器]

さらに改良を重ね、独自の木材改質技術「A.R.E.」を全モデルに採用

ヤマハ アコースティックギター
『Lシリーズ』

− ラインアップの全てをモデルチェンジ、3月発売 −

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ヤマハ アコースティックギター『Lシリーズ』 『LL36 ARE』 360,000円(税抜)

ヤマハ アコースティックギター『Lシリーズ』
『LL36 ARE』 360,000円(税抜)

 ヤマハ株式会社は、アコースティックギターの新製品として、『Lシリーズ』6グレード18モデルを2014年3月に発売します。

価格と発売日

品名 品番 ※1 価格 発売日
ヤマハ
アコースティックギター
LL86 CUSTOM ARE ※2 1,500,000円(税抜) 2014年3月
LL56 CUSTOM ARE ※2 500,000円(税抜)
LS56 CUSTOM ARE ※2
LJ56 CUSTOM ARE ※2
LL36 ARE 360,000円(税抜)
LS36 ARE
LJ36 ARE
LL26 ARE 290,000円(税抜)
LS26 ARE
LJ26 ARE
LL16 ARE 100,000円(税抜)
LS16 ARE
LJ16 ARE
LL16-12 ARE 125,000円(税抜)
LL16L ARE 125,000円(税抜)
LL6 ARE 60,000円(税抜)
LS6 ARE
LJ6 ARE
  • ※1 品番の「L」の後の各アルファベットはボディの各形状の略号で、「LL」は“オリジナルジャンボボディ”を、「LS」は“スモールボディ”を、「LJ」は“ミディアムジャンボボディ”をそれぞれ表します。
  • ※2 LL86 CUSTOM ARE、LL/LS/LJ56 CUSTOM AREは、受注生産品です。
  • ◎ ヤマハ ギター・ベース ホームページ http://jp.yamaha.com/guitar/

製品の概要

 当社は、1966年10月にアコースティックギターの販売を開始し、フォークソングを始めとする音楽シーンを支えてきました。中でも高級モデル「Lシリーズ」(L=luxury[豪華])は、ヤマハを代表するフラッグシップモデルとして1974年から販売し、数多くのアーティストやギターファンに愛されてきました。
 今回発売する『Lシリーズ』は、ラインアップの全てをモデルチェンジするもので、当社独自の木材改質技術である「A.R.E.(アコースティック・レゾナンス・エンハンスメント)」を6グレード18モデルの全モデルで採用します。さらに、ブレイシング(響棒配置)、ネックや指板のエッジ処理など、細部にわたり改良を施し、より深く豊潤なサウンドと演奏性を高めました。また、『L16シリーズ』『L6シリーズ』には、生音を損なわないパッシブ型ピックアップを搭載し、機能性も高めています。

 詳細は以下の通りです。

主な特長

1.熟成のノンスキャロップ・Xブレイシングをさらに改良

ボディ表板裏面のブレイシング(響棒配置)は、弦の張力による表板の変形を防ぐと同時に、ブリッジで受け止めた弦振動をボディ全体にどのように伝え、響かせるかをコントロールする役目を担っています。「Lシリーズ」で採用してきたノンスキャロップ・Xブレイシング構造を最新の解析・モデリング技術と熟練のクラフトマンシップによりさらに改良し、より深く、豊潤な中低音を実現しました。

ノンスキャロップ・Xブレイシング (左:従来モデル、右:新モデル)

ノンスキャロップ・Xブレイシング (左:従来モデル、右:新モデル)

2.ネックや指板のエッジ処理など、細部にわたり改良を施し演奏性を向上

ヘッドと5層構造ネック (『LL36 ARE』)
ヘッドと5層構造ネック
(『LL36 ARE』)

従来「L26 ARE」以上のモデルで採用していた5層構造ネックを全モデルで採用しました。反りやねじれが発生しにくく、安定したネックコンディションを保ちます。また、ネック形状や指板のエッジ処理など、弦高、弦間ピッチ細部にわたり改良を施し、演奏性を高めました。
さらに『L26シリーズ』以上は、ヘッド裏にローズウッドの化粧板をあしらい、ヘッド部を強化するボリュート加工を施しました。

3.独自の木材改質技術「A.R.E.」を全モデルに採用

「A.R.E.」は、2008年にモデルチェンジした手工モデル「L36 ARE」「L26 ARE」で初めて採用して以来、高い評価を得ている独自の木材改質技術です。薬品類を一切使わず、温度、湿度、気圧を高精度に制御することにより、製材後長期間を経た木材の経年変化と同様の変化を短期間で生みだすことによって音の伝達と振動効率を上げ、中低音成分の伸びの促進と高音成分の立ち上がりの増大や減衰の高速化を実現します。このため、バランスが良く耳障りな倍音成分の少ない、熟成された温かみのあるサウンドが得られます。
今回のモデルチェンジを機に、従来は手工モデルのみに採用していた「A.R.E.」を、全モデルに採用しました。

  • ◎ 「A.R.E.」の詳細は、次のウェブサイトで紹介しています。
    http://research.yamaha.com/superior-sound/are/

4.生音を損なわないパッシブタイプのピックアップを搭載(『L16シリーズ』『L6シリーズ』)

エンドピンジャック (『LL6 ARE』)
エンドピンジャック (『LL6 ARE』)

『L16シリーズ』『L6シリーズ』では、サドル下にピックアップを内蔵しました。ギターのボディに電源を必要としないパッシブタイプで、プリアンプや電池ボックスを本体に装着しないため、通常のアコースティックギターそのままのボディで生音を損なわず、必要に応じてエンドピンジャックからアンプなどに接続することができます。

5.カスタムモデルの製法を継承(『L36シリーズ』『L26シリーズ』)

カスタムモデルで採用していたネック・ボディ接合部の形状を、『L36シリーズ』『L26シリーズ』にも採用しました。接合面積を拡大し振動伝達効率を高め、より深いサステインを獲得しました。また、カスタムモデルの塗装の初期工程で使用している石粉目止めを『L36シリーズ』にも採用、レスポンス、ダイナミックレンジが格段に向上しました。

主な仕様

モデル LL86 CUSTOM ARE LL56 CUSTOM ARE
LS56 CUSTOM ARE
LJ56 CUSTOM ARE
LL36 ARE
LS36 ARE
LJ36 ARE
LL26 ARE
LS26 ARE
LJ26 ARE
弦長 650mm 650mm 650mm 650mm
表板 イングルマンスプルース単板(A.R.E.)
裏板・側板 ハカランダ単板 インドローズ単板 ローズウッド単板
ネック マホガニー&パドック
5ピース
マホガニー&ローズウッド
5ピース
指板・下駒 エボニー
上駒・下駒枕 牛骨
糸巻 TM-67G TM-67G SG-301 SD-700XG
電装 なし
塗装 石粉目止めラッカー塗装 ウレタン塗装
カラー NT(ナチュラル)
付属品 ハードケース
  • ※ ハカランダを使用したギターは、国内においてのみ使用することを前提に製作しております。
モデル LL16 ARE
LS16 ARE
LJ16 ARE
LL16L ARE
(レフトハンドモデル)
LL16-12 ARE
(12弦モデル)
LL6 ARE
LS6 ARE
LJ6 ARE
弦長 650mm 650mm 634mm 650mm
表板 イングルマンスプルース単板(A.R.E.)
裏板・側板 ローズウッド単板 ローズウッド
ネック マホガニー&ローズウッド
5ピース
指板・下駒 エボニー ローズウッド
上駒・下駒枕 ユリア樹脂
糸巻 TM-29G TMW-28G TM-29G
電装 パッシブタイプピックアップ
塗装 ウレタン塗装
カラー NT(ナチュラル)
BS(ブラウンサンバースト)
NT(ナチュラル) NT(ナチュラル) NT(ナチュラル)
BS(ブラウンサンバースト)
LL6 AREのみ:
BL(ブラック)
DT(ダークティンテッド)
付属品 ライトケース

*文中の商品名、社名等は当社や各社の商標または登録商標です。

この件に関するお問い合わせ先

■報道関係の方のお問い合わせ先

ヤマハ株式会社
広報部 宣伝・ウェブコミュニケーショングループ 担当:木崎
〒108-8568 東京都港区高輪 2-17-11
TEL:03-5488-6605
FAX:03-5488-5063

■一般の方のお問い合わせ先

株式会社ヤマハミュージックジャパン
お客様コミュニケーションセンター 管弦打楽器ご相談窓口
TEL:0570-013-808 (ナビダイヤル、全国どこからでも市内通話料金)

※このニュースリリースに掲載されている製品情報や問い合わせ先などは、発表日現在の情報です。
発表日以降に変更される場合もありますので、あらかじめご了承ください。

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