ニュースリリース

2014年02月18日 [イベント]

2014年度iFデザイン賞

金管楽器用消音システム「サイレントブラス™」と
デジタルミキシングコンソール「CLシリーズ」が、
独デザイン賞「iFプロダクトデザイン賞」を受賞

−「サイレントブラス」は「グッドデザイン金賞」に続く、
「CLシリーズ」は「グッドデザイン賞」「アジアデザイン賞」に続く主要デザイン賞受賞 −

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 ヤマハ株式会社の、金管楽器用消音システム「サイレントブラス」*注1と、デジタルミキシングコンソール「CLシリーズ」が、ドイツの「iFデザイン賞2014」(主催:ドイツ ハノーバー工業デザイン協会)において、「iFプロダクトデザイン賞」を受賞しました。

 当社では、1999年(平成11年)から合計6件のデザインが「iFデザイン賞」を受賞しており、今回で合計8件目の受賞となります。
 「サイレントブラス」は「2013年度グッドデザイン金賞」に続いて、「CLシリーズ」は「2012年度グッドデザイン賞」「2012年度アジアデザイン賞」に続いての主要デザイン賞受賞となります。
 なお、今回受賞した 2件は、それぞれ異なるデザインポイントを持っていますが、その根底に共通してある「長く愛用されるもの」「価値が徐々に高まっていくもの」「簡潔なデザインを基本とする」「厳選された素材と仕上げの美しさのバランス」というヤマハデザインの 4つの基本的な考え方が具現化・具体化されたものです。

  • [注1] 「サイレントブラス」の受賞は、昨年より各国で発売されている「SB3X」「SB5X」「SB6X」「SB7X」が対象です。

受賞製品の概要

1.金管楽器用消音システム「サイレントブラス」 (「SB3X」「SB5X」「SB6X」「SB7X」)

製品の概要

場所や時間を選ばない練習や演奏を可能にする「ピックアップミュート™」(消音器)と「パーソナルスタジオ™」(電源と信号処理)からなる金管楽器用消音システムです。消音性能はもちろん、ヘッドフォンなどで聴いても、独自の信号処理技術が臨場感を高め、心地よく音が響きます。演奏音をささやき声程度に軽減するユニークな形状のピックアップミュートは、多くの金管楽器演奏者が活用できるように、トランペット・フリューゲルホルン・トロンボーン・ホルン用の4種類を揃えました。

デザイナーのコメント

「サイレントブラス」が進化しました。 小型化、軽量化され「いつでもどこでも」がさらに手軽になり、音響的にも心地よい響きを再現できるようになりました。楽器とともに長年にわたってご愛用ください。

デザインのポイント

ピックアップミュートを楽器に装着したまま楽器ケースに一緒に収納できるサイズにしました*注2
また、掴みやすい形状にすることで、楽器への着脱を容易にしました。その特徴を象徴的に表現するために余計な造形要素を削ぎ落とし、シンプルで機能的なデザインに仕上げています。

  • [注2] フリューゲルホルン、デタッチャブルタイプのホルンなどでは、本製品を装着したままで楽器ケースに収納することはできません。

2.デジタルミキシングコンソール「CLシリーズ」

製品の概要

音質・操作性・機能、そして信頼性のすべてにおいて大きく進化した次世代のライブコンサート用デジタルミキサーです。アーティストやサウンドエンジニアの要求に応える高い原音再生能力と多彩な音作りの機能を両立しました。また現場のさまざまな状況に素早く対応できる、優れた操作性も備えています。ミキシングコンソールのあるべき姿を、現在の視点とテクノロジーで具現化しました。

デザイナーのコメント

一度きりの生の音楽を大勢の人達と共有するコンサート、そこには演じる側と聴く側のエネルギーとセンシティビティーが入り交じります。本器は、その裏方で全ての音を適切なバランスに仕込み、微細にコントロールするためのプロの道具です。そのような機器のデザインが、使い手を通して、素晴らしい音楽や人々の感動に少しでも貢献できることを願います。

デザインのポイント

様々に機能が変化するタッチLCDを中心に、横方向、手前方向に異なる使い方と物理操作子が展開する当社独自の「Centralogic™」レイアウト。それを明快に表現すべく、滑らかに屈曲するパネル面に途切れることなく操作を誘導するグラフィックデザインを施すことで、操作時の気持ちの良い視線と動線を実現しました。特徴的なサイドシルエットや、独自のフォルムと機能を持つフェーダーノブと合わせて、ダイナミックで先進的なデザインに仕上げています。

iFデザイン賞について

1953年から半世紀にわたりドイツ・ハノーバー工業デザイン協会が主催している、世界中の優れたデザインの工業製品を対象にした、国際的に権威のあるデザイン賞です。「プロダクト」、「コミュニケーション」、「マテリアル」、「パッケージング」の4部門から構成され、「iFプロダクトデザイン賞」は、デザインの独創性や革新性だけでなく、使いやすさ、品質、環境への配慮などの機能面も含めた総合力で評価されます。本年は、すべての賞をあわせて世界55カ国から総数4,615点の応募がありました。

ヤマハ 「サイレントブラス」の一例:「SB7X」

ヤマハ 「サイレントブラス」の一例:「SB7X」

ヤマハ デジタルミキシングコンソール「CLシリーズ」の一例:「CL5」

ヤマハ デジタルミキシングコンソール「CLシリーズ」の一例:「CL5」

*サイレント、サイレントブラス、ピックアップミュート、パーソナルスタジオ、Centralogicは、ヤマハ株式会社の登録商標です。

*文中の商品名、社名等は当社や各社の商標または登録商標です。

この件に関するお問い合わせ先

■報道関係の方のお問い合わせ先

ヤマハ株式会社
広報部 広報グループ 新川(あらかわ)
〒108-8568 東京都港区高輪2-17-11
TEL:03-5488-6601
FAX:03-5488-5060

※このニュースリリースに掲載されている製品情報や問い合わせ先などは、発表日現在の情報です。
発表日以降に変更される場合もありますので、あらかじめご了承ください。

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