ニュースリリース

2014年03月27日 [技術・サービス]

高音質な音源を即時共有、「みんなで聴いてうまくなる」

吹奏楽・合唱に最適。クラウドを使った強力な「練習・指導サポートツール」

ヤマハ 定額型クラウドサービス『即レコAir』

− パソコン、スマートフォンから利用可能。本日より提供開始 −

PDFダウンロード(599Kb)

ヤマハ 定額型クラウドサービス 『即レコAir』

ヤマハ 定額型クラウドサービス
『即レコAir』

 ヤマハ株式会社は、吹奏楽や合唱の練習・指導に最適な定額型クラウドサービス『即レコAir』の提供を、本日より開始します。

利用価格とサービス開始日

サービス名 利用価格(税別) サービス開始日
即レコAir 20,000円/月 ※ 3月27日(木)
  • ※ 基本コース 2年プランの価格です。インターネット接続料金やプロバイダ利用料金は価格には含まれません。

サービスの概要

 当社は、2011年10月より、アマチュアバンドや楽器演奏者が利用する一般的な音楽リハーサルスタジオにて、タブレット端末による簡単な操作で本格的な24チャンネルのレコーディングが行える「即レコ24」を提供してきました。「即レコ24」では、録音した高音質な音源をクラウド上にアップロードし、パソコンやスマートフォンを通じて、バンドメンバーや友人などと手軽に共有できます。手軽に演奏内容を共有し、いつでもどこでもみんなで振り返って確認することができる練習ツールとしても評価され、現在、「即レコ24」の導入店舗は70以上にも及びます。
 今回、提供を開始する『即レコAir』(公式サイト:http://www.sokureko24.jp/air/)は、「即レコ24」をもとに開発された、特に吹奏楽や合唱の練習・指導に適したサービスです。持ち運びできるコンパクトな機材によって、学校の部室や体育館、ホールなどに、高音質な2チャンネルの録音環境を簡単に構築できるだけでなく、クラウドによる音源の即時共有によって、パソコンやスマートフォンから練習内容や演奏成果をいつでもどこでも確認できるシステムです。また、演奏に対する感想や指導内容を音声で録音し、一斉に共有できる「ボイスコメント機能」によって、場所や時間にとらわれないタイムリーな指導を実現できます。その他にも、講演や英会話の授業などの録音・共有にも適したクラウドサービスです。
 なお、『即レコAir』は、日本を代表する吹奏楽指導者である小澤 俊朗(おざわ としろう)氏が音楽監督を務める神奈川大学吹奏楽部や、その他の高校吹奏楽部にて試験導入を行うなど、実際の指導・練習の現場にて検証や意見収集を重ね、開発を行いました。

 詳細は以下のとおりです。

『即レコAir』主な特長

1. コンパクトな機材構成。部室からコンサートホールまで、ほとんどの施設で利用可能

『即レコAir』は、専用ステレオコンデンサーマイクとオーディオインターフェース(Steinberg 「UR22」)、専用タブレットなど、キャリングバッグに入れて持ち運ぶことができるコンパクトな機材で構成されています。インターネット環境が無い場所でも録音を行えるので、練習室はもちろんのこと、体育館、外部ホールなどほとんどの施設でも、簡単に高音質な録音が行えます。

コンパクトな機材構成。部室からコンサートホールまで、ほとんどの施設で利用可能

*即レコプロモーションビデオより

2. 練習を妨げないシンプル操作。高音質の録音を「ラジカセ」感覚で

専用タブレットに大きく表示されるボタンを指先でタッチするだけで、録音、停止、再生を簡単に行えます。「ラジカセ」感覚でシンプルに操作できるため、例えば何度もリテイクを行う必要がある場面でも、演奏や練習を中断することなく録音を行えます。また、タブレットに蓄積された音源は、インターネットにつながった時点で即座にクラウド上へ自動的にアップロードされるため、練習後に煩雑な操作を行う必要はありません。

3.同じ音源をクラウド経由でスピード共有。「みんなで聴いてうまくなる」

クラウド上にアップロードされた音源は、パソコンやスマートフォン用試聴アプリから専用サイトにアクセスすることで、すぐにストリーミングで試聴できます。例えば、吹奏楽部での全体練習の音源を部員全員でその日のうちに共有し、各人が帰宅時や自宅にて振り返るといった練習が可能となります。また、コンクールに向けて練習する場合など、各人が個別にボイスレコーダーなどで録音した場合にくらべ、「同一の音源」を「全員で共有」できるため、演奏に対する認識の一致にも役立ちます。音源をCD化して配布する時間やコストもなくなるため、練習時間の確保にもつながります。セキュリティ面においても、固有のメンバーID・アクセスキーでログインして試聴する仕組みとなっているため、指導者・生徒といった限られたユーザーだけで音源を共有できます。

4.「ボイスコメント機能」で、指導の細かいニュアンスも音声で的確に伝達

各音源に対する感想や指導などを音声で共有できる「ボイスコメント機能」を搭載しています。遠隔地からの指導の場合、CDなどによる音源の共有やメールでのフォローでは、やりとりに時間や手間がかかるだけでなく、意図がうまく伝わらない場合があります。「ボイスコメント機能」を使えば、指導者は時と場所を選ばずに音源をチェックし、音声で細かいニュアンスも伝達できます。スマートフォンを使って、指導者からの指示や伝言を演奏者全員に一斉に伝達し共有するなど、より効率的で新しい指導・練習方法の導入が可能となります。

小澤 俊朗 氏からのコメント

小澤 俊朗 氏

大勢の仲間と一緒に演奏を楽しむ合奏や合唱の向上にとって、自分達の演奏を客観的に聴く事はとても大切です。演奏者は客席から演奏を聴く事が出来ず、聴衆や指揮者と異なった音(演奏)を聴いているのです。『即レコAir』の場合は、演奏者と指揮者が「同じ音」を聴けるため、演奏に対する意識共有が容易になります。また、『即レコAir』はディスク・カードなど録音メディアを介さず簡便であり、メンバーなら、いつでも・どこでも・高音質で聴く事が出来る夢のようなシステムです。演奏のレベルを飛躍的に向上させてくれる事でしょう。

*即レコ24、即レコAirは、ヤマハ株式会社の商標または登録商標です。

*その他の文中の商品名、社名等は当社や各社の商標または登録商標です。

この件に関するお問い合わせ先

■報道関係の方のお問い合わせ先

ヤマハ株式会社
広報部 広報グループ 新川(あらかわ)
〒108-8568 東京都港区高輪2-17-11
TEL:03-5488-6601
FAX:03-5488-5060

■一般の方のお問い合わせ先

ヤマハ株式会社
事業開発部 yamaha+推進室 MGプロジェクト
〒108-8568 東京都港区高輪 2-17-11
TEL:03-5488-6703
FAX:03-5488-6485

※このニュースリリースに掲載されている製品情報や問い合わせ先などは、発表日現在の情報です。
発表日以降に変更される場合もありますので、あらかじめご了承ください。

関連リンク

即レコAir 公式ウェブサイト:http://www.sokureko24.jp/air/

Get Adobe Reader

PDFファイルをご覧いただくには、Adobe社の Adobe Reader®が必要になります。
最新の Adobe Readerは Adobe社のサイトより無料でダウンロード可能です。

Adobe® Reader™

ページトップへ戻る