2014年09月12日 [プロオーディオ]
ネットワークオーディオを放送やライブSRで活用できるインターフェース
ヤマハ I/Oラック
『RMio64-D』
− Dante/MADI変換に対応し、Dante対応製品をMADIベースのシステムで使用可能 −
ヤマハ株式会社は、プロフェッショナルオーディオ機器の新製品として、放送やライブSRなど幅広い用途で活用できる、最大64イン/64アウトのDante/MADI変換に対応したI/Oラック『RMio64-D』を2014年12月に発売します。
価格と発売日
| 品名 | 品番 | 価格 | 発売日 |
|---|---|---|---|
| ヤマハ I/Oラック | RMio64-D | オープンプライス | 2014年12月 |
製品の概要
ネットワーク・オーディオ・プロトコル「Dante」を採用したI/Oラック「Rシリーズ」は、2012年のデジタル・ミキシング・コンソール「CLシリーズ」発表とともに、最初のモデル「Rio3224-D」と「Rio1608-D」をリリースしました。そして2013年1月にはシリーズ第二弾となる入力専用ラック「Ri8-D」と出力専用ラック「Ro8-D」をラインアップに追加、その高音質とDanteの利便性から、さまざまな現場で活用されてきました。
今回発表する『RMio64-D』は、Rシリーズの第三弾として、Danteネットワークを利用して構築される「CLシリーズ」「QLシリーズ」やデジタル・オーディオ・ワークステーション・システム「Nuage」の可能性をさらに高めるものです。
詳細は以下の通りです。
主な特長
1．最大64イン/64アウトのDante/MADI変換に対応
『RMio64-D』は、最大64イン/64アウトのDante/MADI変換に対応したインターフェースです。たとえば、「CLシリーズ」「QLシリーズ」のライブSRシステムから音声をMADIに変換して音声中継車に送出したり、「Nuage」システムでMADIベースのミキシングコンソールと連携したポストプロダクション/レコーディングシステムの構築などが可能になります。
2．MADI入出力ともにサンプリングレートコンバーターを内蔵
異なるデジタルオーディオフォーマットを接続する際にはワードクロックの同期が課題となります。『RMio64-D』ではMADI入出力ともにサンプリングレートコンバーター（SRC）を内蔵しており、異なるワードクロックが接続されてもノイズや音切れなく運用することができます。
3．ネットワーク回線の二重化に対応し、信頼性の高いシステム構築が可能
Danteネットワーク回線の二重化はもちろんのこと、MADI回線も同軸とオプティカルによる二重化に対応しています。さらにMADI回線は、二重化だけでなく同軸またはオプティカル入力の信号をもう一方にも出力するMADIスプリット（ループバック）機能にも対応しています。
4．ヤマハ プロオーディオ機器との高い親和性
『RMio64-D』は、単体としての魅力はもちろんのこと、他の当社製品との親和性も高めています。デジタル・ミキシング・コンソール「CLシリーズ」「QLシリーズ」のタッチスクリーン上からは、『RMio64-D』をマウントし、DanteパッチおよびSRC設定をリモートコントロールすることができます（将来のバージョンアップで対応予定）。また、デジタル・オーディオ・ワークステーション「Nuage」を使ったシステムでは、レコーディングのためのダイレクトモニタリング機能や拡張System Linkを使用した高精度の同期を実現でき、さらに「Nuage」のシステム管理ソフトウェア「Nuage Workgroup Manager」からのリモートコントロールにも対応しています。これらの親和性は、まさにヤマハならではのワンストップソリューションといえるものです。
主な仕様
一般仕様
| サンプリング周波数 | 内部クロック | 44.1kHz 48kHz 88.2kHz 96kHz 176.4kHz 192kHz |
+4.1667%/+0.1%/-0.1%/-4.0% ±50ppm +4.1667%/+0.1%/-0.1%/-4.0% ±50ppm +4.1667%/+0.1%/-0.1%/-4.0% ±50ppm +4.1667%/+0.1%/-0.1%/-4.0% ±50ppm +4.1667%/+0.1%/-0.1%/-4.0% ±50ppm +4.1667%/+0.1%/-0.1%/-4.0% ±50ppm |
|---|---|---|---|
| 外部クロック | 44.1kHz 48kHz 88.2kHz 96kHz 176.4kHz 192kHz |
+4.1667%/+0.1%/-0.1%/-4.0% ±200ppm +4.1667%/+0.1%/-0.1%/-4.0% ±200ppm +4.1667%/+0.1%/-0.1%/-4.0% ±200ppm +4.1667%/+0.1%/-0.1%/-4.0% ±200ppm +4.1667%/+0.1%/-0.1%/-4.0% ±200ppm +4.1667%/+0.1%/-0.1%/-4.0% ±200ppm |
|
| MADIチャンネル &フォーマット |
fs=44.1kHz/48kHz: fs=88.2kHz/96kHz: fs=176.4kHz/192kHz |
MADI Single fs 44.1/48k frame, 56/64 channels MADI Double fs 44.1/48k frame, 28/32 channels MADI Double fs 88.2/96k frame, 28/32 channels MADI Quad fs 44.1/48k frame, 14/16 channels |
|
| SRC | SRC Lock Range: Sample Rate Ratio Limit: |
38.59kHz ‒ 216kHz 6:1 |
|
| 寸法（W×H×D）、質量 | 480×44×374 mm、4.7 kg | ||
| 消費電力 | 25W | ||
| 電源電圧 | 100V 50/60Hz | ||
| 温度範囲 | 動作温度範囲: 0 - 40℃ 保管温度範囲: -20 - 60℃ |
||
| 付属品 | 取扱説明書、 電源コード | ||
デジタル入出力規格
| 端子 | フォーマット | データ長 | レベル | コネクター |
|---|---|---|---|---|
| Primary/Secondary | Dante | 24bit | 1000Base-T | etherCON x 2 |
| 端子 | フォーマット | データ長 | レベル | コネクター |
|---|---|---|---|---|
| MADI IN 1 - 64 | AES 10-2008 （MADI） |
24bit | ECL | BNC Connector |
| -31 – -14dBm | SC Connector | |||
| MADI OUT 1 - 64 | ECL | BNC Connector | ||
| -20 – -14dBm | SC Connector |
コントロールI/O規格
| 端子 | レベル | コネクター | |
|---|---|---|---|
| WORD CLOCK | IN | TTL/75Ω terminated | BNC Connector |
| IN for SRC | TTL/75Ω terminated | BNC Connector | |
| OUT | TTL/75Ω | BNC Connector | |
| System Link Out | 1.0±0.2Vp-p/75Ω* | BNC Connector | |
- *AES-3id
＊文中の商品名、社名等は当社や各社の商標または登録商標です。
この件に関するお問い合わせ先
■報道関係の方のお問い合わせ先
- ヤマハ株式会社
- 広報部 宣伝・ウェブコミュニケーショングループ 担当：木崎
〒108-8568 東京都港区高輪 2-17-11
TEL：03-5488-6605
FAX：03-5488-5063
■一般の方のお問い合わせ先
- 株式会社ヤマハミュージックジャパン
- PA営業部
プロオーディオ・インフォメーションセンター
TEL：0570-050-808 （ナビダイヤル、全国共通番号）
（電話受付: 祝祭日を除く月～金／11:00～19:00）
ウェブサイト http://jp.yamaha.com/support/
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発表日以降に変更される場合もありますので、あらかじめご了承ください。
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