ニュースリリース

2015年04月16日 [技術・サービス]

イタリア語に同期した英語・日本語の翻訳音声がリアルタイムにお手元のスマホに

音のユニバーサルデザイン化支援システム「おもてなしガイド™」が
「2015年ミラノ国際博覧会 日本館」で公式採用

− ヤマハは、ミラノ万博・日本館を応援しています −

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 ヤマハ株式会社が開発した、音のユニバーサルデザイン化支援システム「おもてなしガイド」が、5月1日~10月31日までの184日間、イタリア・ミラノで開催される「2015年ミラノ国際博覧会」(以下、ミラノ万博)の日本館で公式採用されます。

 ミラノ万博では、「地球に食料を、生命にエネルギーを」をテーマに、約140の国と国際機関が参加し、魅力的なパビリオンを展開します。日本からも農林水産省および経済産業省を幹事省、国土交通省を副幹事省、日本貿易振興機構(ジェトロ)を参加機関として日本館が出展されます。

 日本館内の音声はミラノで開催されるためイタリア語で流れますが、「おもてなしガイド」が日本館に公式に導入されることにより、来館者は日本館公式アプリを利用することで、イタリア語の音声に同期した英語と日本語の翻訳音声を、インターネットやWi-Fiに接続しなくても、自分のスマートフォンでリアルタイムに楽しめるようになります。また、より良い音響空間の実現のために、当社のミキサーやスピーカーもあわせて日本館に提供します。

 当社は、今回の「おもてなしガイド」などの提供を通じて、日本館における「音のユニバーサルデザイン化」の実現に貢献したいと考えています。

 また今後、日本国内においても、さまざまな企業と協力して「おもてなしガイド」の普及を図ることで、日本語によるアナウンスやナレーションなどの「音のユニバーサルデザイン化」を推進し、外国人や高齢者、聴覚障がい者の方がより暮らしやすい社会づくりを目指していきます。

ミラノ万博日本館会場イメージ

「おもてなしガイド」とは?

 増加する訪日外国人観光客の利便性の向上や、高齢者や聴覚障がい者の方が暮らしやすい社会を目指すうえで、音声情報の内容をわかりやすい形で伝えていくことは重要です。しかし、何カ国語もの翻訳音声をアナウンスしたり、音声の内容を字幕で表示したりするには、コストはもちろん、時間や表示スペース上の制約から効果的に伝えられない場合があります。

 「おもてなしガイド」はこうした課題を解決すべく開発された「音のユニバーサルデザイン化」を支援するシステムです。「おもてなしガイド」を利用することで、いつも流しているアナウンスやナレーションをトリガーとして、インターネットやWi-Fi環境のないユーザーのスマートフォンにも翻訳音声や文字情報を送ることができます。翻訳情報が必要のない方には、普通の音声としてしか聞こえないため、利便性が低下することもありません。既存のスピーカーやアナウンス設備などを活かしたまま導入できるため、安価かつスピーディーに「音のユニバーサルデザイン化」を実現できます。

*おもてなしガイドは、当社の商標です。

*文中の商品名、社名等は当社や各社の商標または登録商標です。

この件に関するお問い合わせ先

■報道関係の方のお問い合わせ先

ヤマハ株式会社
広報部 広報グループ 新川(あらかわ)
〒108-8568 東京都港区高輪2-17-11
TEL:03-5488-6601
FAX:03-5488-5060

■企業の方、一般の方のお問い合わせ先

ヤマハ株式会社
事業開発部 ニューバリュー推進室 瀬戸、岩田
〒108-8568 東京都港区高輪2-17-11
TEL:03-5488-5070
FAX:03-5488-6485

※このニュースリリースに掲載されている製品情報や問い合わせ先などは、発表日現在の情報です。
発表日以降に変更される場合もありますので、あらかじめご了承ください。

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