ニュースリリース

2015年04月23日 [技術・サービス]

ヤマハ株式会社
イオンモール株式会社

ネット接続不要。店内のアナウンス内容をお手元のスマホに多言語表示

イオンモールとヤマハとの協働による
おもてなしガイドを活用した実証実験について

- 「イオンモール×ヤマハSoundUD化プロジェクト」を5月1日(金)よりスタート -

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 ヤマハ株式会社(本社:静岡県浜松市、代表取締役社長:中田卓也、以下、ヤマハ)とイオンモール株式会社(本社:千葉県千葉市、代表取締役社長:吉田昭夫、以下、イオンモール)は、イオンモールが展開するショッピングモールにおいて、ヤマハが開発した音のユニバーサルデザイン化支援システム「おもてなしガイド」を活用した実証実験「イオンモール×ヤマハ SoundUD化プロジェクト」を2015年5月1日(金)から9月末までの約5ヵ月間にわたり実施します。

 本プロジェクトでは、5月1日(金)より、イオンモールの旗艦店であるイオンモール幕張新都心、日本の玄関口 成田空港最寄のイオンモール成田の2店舗にて行うもので、イオンモールの館内アナウンスに「おもてなしガイド」を導入することにより、アナウンス音声のユニバーサルデザイン化に取り組みます。外国人や高齢者、聴覚障がい者の方など、日本語によるアナウンスが理解できない、あるいは聞き取り難いお客さまも、「おもてなしガイド」アプリを利用することで、インターネットに接続することなくお手元のスマートフォンから、店内アナウンスの翻訳情報を日本語や外国語の文字で確認することができるようになります。

 本実証実験は、「おもてなしガイド」アプリをご利用いただくことで、一般のお客さまにもご参加いただくことができ、実験後は、参加者からの声をもとに、「おもてなしガイド」のサービス本格化に向けた機能追加や使い勝手の向上を図ってまいります。また、外国人や聴覚障がい者のお客さまを対象にしたタッチアンドトライ方式による定性調査もあわせて実施し、使い勝手や利用者の行動パターンの検証も行います。今回の実験が、「おもてなしガイド」を商業施設に導入する初の事例となります。

 イオンモールは、ご来店されるすべてのお客さまに、安全・安心・快適なショッピングを楽しんでいただくために、地域特性にあわせたユニバーサルデザインの導入を推進しています。エレベーターや通路、トイレ、駐車場、案内表示などこれまで当社が培ってきたノウハウ・技術に加え、今回のヤマハとの協働により、商業施設として初めて新たに「音」の機軸が加わります。また、外国人観光客などのインバウンド対応として、必要な情報を必要な方へ、母国語で受け取れるようにすることをサービスの目標としており、「おもてなしガイド」を導入することで、国内外のお客さまにもストレスなく誰もが快適なショッピングをお楽しみいただける空間をご提供できるものと考えます。

 一方ヤマハは、多くの企業様と協力することで、「おもてなしガイド」アプリがひとつあれば、参加施設や場所のどこへ行っても音のユニバーサルデザインのサービスを受けられる、外国人観光客や高齢者、聴覚障がい者にも優しい社会の実現を目指しています。

 イオンモールおよびヤマハは、こうした実証実験を通して、音のユニバーサルデザイン化を推進し、すべての人にやさしい社会づくりに貢献していきたいと考えています。

実証実験の概要

実証実験対象: イオンモール幕張新都心
イオンモール成田
期間: 2015年5月1日(金)~2015年9月末頃
主な対象者: 上記イオンモールの来店者。特に、訪日外国人観光客、聴覚障がい者、耳が聞こえづらくなった高齢者など、日本語のアナウンス音声を理解することが難しいと思われる方。
* アプリを事前にダウンロードいただければ、どなたでもご参加いただけます。
内容: 対象者向けに、本格的なサービス導入に向けた機能追加や利便性向上を図ります。一般のお客様もアプリをダウンロードしてサービスをご体感いただけます。
アプリ イメージ 画像ダウンロード アプリ イメージ

■おもてなしガイドアプリ概要

日本語のアナウンス音声の翻訳情報・文字情報を、お手持ちのスマートフォンからリアルタイムで確認できるアプリケーション

  • 対応環境:iOS 7.0以降対応
    *iOS版はApp Storeから無償ダウンロード可能。
    *Android版も7月に配信予定
  • 対応言語
    幕張新都心店: 日本語、英語、中国語
    成田店 :日本語、英語、中国語、韓国語、タイ語

「おもてなしガイド」とは

 「おもてなしガイド」は、ヤマハ独自の技術を用いた多言語の音声・文字ガイドの構築と、その有効活用策のコンサルティングまでを提供するサービスです。店舗や施設は、既存のアナウンス音声に連動した翻訳情報や文字情報を来場者のスマートフォンなどにリアルタイムに配信するシステムを、特殊な機材を導入することなく簡単に構築することが可能となります。

 「おもてなしガイド」は、5月1日からイタリア・ミラノで開催される「2015年ミラノ国際博覧会(ミラノ万博) 」の日本館でも公式に採用されており、日本国内においては、今回のイオンモールを皮切りに、様々な日本企業と協力して実証実験を行うことで、「おもてなしガイドアプリ」がひとつあれば、どこへ行っても、音のユニバーサルデザインのサービスを受けられるようになることを目指しています。

・ウェブサイト: http://omotenashiguide.jp/

*おもてなしガイドは、ヤマハ株式会社の商標です。

*AppleおよびApp Storeは、米国および他の国々で登録されたApple Inc.の商標です。

*Androidは、Google Inc.の商標または登録商標です。

*その他の文中の商品名、社名等は当社や各社の商標または登録商標です。

この件に関するお問い合わせ先

ヤマハ株式会社
広報部 広報グループ
TEL:03-5488-6601

イオンモール株式会社
広報部
TEL:043-212-6733

※このニュースリリースに掲載されている製品情報や問い合わせ先などは、発表日現在の情報です。
発表日以降に変更される場合もありますので、あらかじめご了承ください。

関連リンク

http://omotenashiguide.jp/

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