2015年07月02日 [技術・サービス]
ヤマハ株式会社
渋谷センター商店街振興組合
渋谷センター街のアナウンス内容が、日本語・英語の文字となってスマホに表示
渋谷センター街×ヤマハ Sound UD化プロジェクト
「おもてなしガイド™」を活用した実証実験の実施について
- 外国人、高齢者、聴覚障がい者にもやさしい商店街を目指します -
ヤマハ株式会社(本社:静岡県浜松市、代表取締役社長:中田卓也、以下、ヤマハ)と、渋谷センター商店街振興組合(所在地:東京都渋谷区、理事長:小野寿幸、以下、渋谷センター街)は、ヤマハが開発した「おもてなしガイド」を活用した「音のユニバーサルデザイン化」に関する実証実験である「渋谷センター街×ヤマハSound UD化プロジェクト」を、2015年7月6日(月)から9月30日(水)までの約3ヶ月間にわたり、渋谷センター街にて協働して実施します。
渋谷センター街では、エリア内にある街路灯スピーカーより音楽、街からのお願いやご案内のほか、渋谷区からのお知らせや、消防署からの火災予防・救急医療についてのお知らせ、警察署からの防犯・交通安全の告知、税務署からの確定申告・税についてのお知らせを放送しています。
実験期間中、来街者は、お手持ちのスマートフォンに「おもてなしガイド」アプリをダウンロードすることで、インターネットに接続することなく、渋谷センター街で流れるアナウンスの内容を日本語と英語の文字で確認できるようになります。また、来街者へのアンケートによる定性調査や様々なシチュエーションを想定したシミュレーションテストを行うことで、「おもてなしガイド」の更なる機能追加や使い勝手の向上を図ります。
渋谷センター街は、国内はもちろん、海外からの来街者にも喜んでいただける街づくりを目指し、『安全・安心・きれいな街づくり』を目標にしています。今年は、世界最大の旅行口コミサイト「トリップアドバイザー」の「口コミで選ぶ!行ってよかった外国人に人気の日本の観光スポット2014」にて26位に選ばれ、2年連続でのランクインを果たしました。この度、商店街として初めて「おもてなしガイド」を活用し、日本人健常者のみならず、外国人や高齢者、聴覚障がい者の方にもアナウンス内容が伝わりやすくすることで、商店街の音のユニバーサルデザイン化に努めていきます。
ヤマハは、「おもてなしガイド」を多くの企業や自治体などと協力して普及する「Sound UD化プロジェクト」に取り組んでいます。「おもてなしガイド」アプリがひとつあれば、施設や交通機関のどこへ行っても、音のユニバーサルデザインのサービスを受けられる、外国人観光客や高齢者、聴覚障がい者にも優しい社会の実現を目指しています。この度、多くの外国人が集まる渋谷センター街と協働し、屋外での実証実験を行うことで、「おもてなし」ガイドのサービス本格化に向けたさらなる機能向上に取り組んでいきます。
渋谷センター街とヤマハは、こうした実証実験を通して、「音のユニバーサルデザイン化」を推進し、すべての人にやさしい社会づくり、街づくりに貢献していきたいと考えています。
実証実験「渋谷センター街×ヤマハ Sound UD化プロジェクト」概要
期間: | 2015年7月6日(月)~2015年9月30日(水) |
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対象言語: | 日本語・英語 |
対象者: | 渋谷センター街 来街者 *アプリをダウンロードすればどなたでも参加できます。 |
内容: | 実証実験対象アナウンスが流れている時にアプリを開くと、 アナウンス内容の翻訳情報・文字情報が画面上に表示されます。 |
アプリ概要: | 対応環境:iOS 7.0以降対応 *iOS版はApp Storeから無償ダウンロード可能 *Android版も近日配信予定 |
「おもてなしガイド」とは
増加する訪日外国人観光客の利便性の向上や、高齢者や聴覚障がい者の方が暮らしやすい社会を目指すうえで、音声情報の内容をわかりやすい形で伝えていくことは重要です。しかし、何カ国語もの翻訳音声をアナウンス連続して流したり、ディスプレイ上にたくさんの字幕を表示したりするには、コストはもちろん、時間や表示スペース上の制約から効果的に伝えられない場合があります。
「おもてなしガイド」はこうした課題を解決すべく開発された「音のユニバーサルデザイン化」を支援する新しいシステムです。「おもてなしガイド」を利用することで、いつも流しているアナウンスやナレーションをトリガーとして、インターネット環境のないユーザーのスマートフォンにも翻訳音声や文字情報を送ることができます。翻訳情報が必要のない方には、普通の音声のみしか聞こえないため、利便性も低下しません。既存のスピーカーやアナウンス設備などを活かしたまま導入できるため、安価かつスピーディーに「音のユニバーサルデザイン化」を実現できます。
5月1日からイタリア・ミラノで開催されている「2015年ミラノ国際博覧会(ミラノ万博) 」で、農林水産省および経済産業省を幹事省、国土交通省を副幹事省、日本貿易振興機構(ジェトロ)が参加機関として出展を行う日本館でも公式採用されている最新システムです。
「おもてなしガイド」ウェブサイト: http://omotenashiguide.jp/
*おもてなしガイドは、ヤマハ株式会社の登録商標です。
*AppleおよびApp Storeは、米国および他の国々で登録されたApple Inc.の商標です。
*Androidは、Google Inc.の商標または登録商標です。
*その他の文中の商品名、社名等は当社や各社の商標または登録商標です。
おもてなしガイド・ヤマハに関するお問い合わせ先
■報道関係の方のお問い合わせ先
- ヤマハ株式会社
- 広報部 広報グループ 新川(あらかわ)
〒108-8568 東京都港区高輪2-17-11
TEL:03-5488-6601
FAX:03-5488-5060
■企業の方、一般の方のお問い合わせ先
- ヤマハ株式会社
- 事業開発部 ニューバリュー推進室 担当:瀬戸、竹山
〒108-8568 東京都港区高輪2-17-11
TEL:03-5488-5070
FAX:03-5488-6485
※このニュースリリースに掲載されている製品情報や問い合わせ先などは、発表日現在の情報です。
発表日以降に変更される場合もありますので、あらかじめご了承ください。
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