2015年07月07日 [ホームシアター・オーディオ]
上位モデルの設計思想を踏襲。
躍動的でエモーショナルな音質を身近にする高級プリメインアンプ
ヤマハ プリメインアンプ 『A-S1100』
ヤマハ株式会社は、既発売の「A-S3000」「A-S2100」に続く高級プリメインアンプの第3弾として、その躍動的でエモーショナルな音質を受け継ぎながら、よりお求めになりやすい価格を実現した『A-S1100』を7月下旬より全国で発売いたします。
価格と発売時期
品名 | モデル名 | 色 | 本体価格 | 当初月産 予定台数 |
発売時期 |
---|---|---|---|---|---|
プリメインアンプ | A-S1100 | (SP)シルバー/ ピアノブラック (S)シルバー |
200,000円(税抜) | 500台 | 7月下旬 |
製品概要
今回発売する『A-S1100』は、新系列のHiFiコンポーネントシリーズとして先に発売した「A-S3000」「A-S2100」に続く高級プリメインアンプの第3弾製品として企画・開発したものです。定格出力90W+90WのMOS-FETフローティング&バランス・パワーアンプ*や、ピーク/VU切り替え式レベルメーターを装備した外観デザインなどの基本設計を上級機A-S2100から受け継ぎ、これにシングルエンド構成のコントロールアンプセクションを組み合わせたRCA(アンバランス)接続専用設計とすることで、よりお求めになりやすい価格を実現。中音域の密度や情感を大切にした音質チューニングによってアンバランス接続の特色を活かし、多様な音楽的志向をお持ちの、幅広い世代のオーディオ愛好家の皆様にご満足いただけるコストパフォーマンスに優れた高級機に仕上げました。なお外装色には、サイドウッドをA-S2100と共通のピアノフィニッシュとしたシルバー/ピアノブラック(SP)、CDプレーヤー「CD-S1000」との組み合わせ使用に最適なナチュラルバーチ天然木突板張りとしたシルバー(S)の2タイプを用意しています。(フロントパネル色は各モデルともシルバーです)
- *:ヤマハ独自(特許技術)のアンプ回路。出力素子にMOS-FETを採用。(詳細はP2「主な特長.3」参照)
【主な特長】
- 優れたチャンネルセパレーションと信号経路の最短化をもたらす左右対称コンストラクション
- 強靭で躍動感あふれる低域再生を支える徹底したローインピーダンス設計
- 音の密度感や温度感、情報量をより豊かに再現するMOS-FETフローティング&バランス・パワーアンプ
- カスタムメイドの高精度ラダー抵抗型電子ボリューム素子を投入した3連パラレル方式音量&トーンコントロール
- ヤマハHiFiの伝統を継承するMCヘッドアンプ付きフルディスクリート構成フォノイコライザー
A-S1100 主な特長
1. 優れたチャンネルセパレーションと信号経路の最短化をもたらす左右対称コンストラクション
パワーアンプ部を左右に振り分けてチャンネル間のクロストークを防ぐとともに、端子至近のリアパネル側にプリアンプ回路を配置することで信号経路の最短化を実現する左右対称コンストラクションを採用。ステージ間の相互干渉を最小限に抑え、卓越したS/N感とセパレーションを得ています。
2. 強靭で躍動感あふれる低域再生を支える徹底したローインピーダンス設計
主要グラウンドポイントのネジ止め結線や大電流経路の容量強化(ケーブル芯線断面積60%向上*)などの徹底したローインピーダンス設計により、ダンピングファクター250以上(8Ω、1kHz)に象徴される卓越したスピーカー制動力を獲得。音のスピード感と立ち上がりの良さにこだわって開発したカスタムメイドの大容量EIコアトランスとともに、強靭で躍動感のある力強い低域再生を支えます。
- *:当社旧製品(A-S1000)との比較において。
3. 音の密度感や温度感、情報量をより豊かに再現するMOS-FETフローティング&バランス・パワーアンプ
パワーアンプ部には、上級機A-S2100と同等の定格出力90W+90Wを発揮するMOS-FETフローティング&バランス・パワーアンプを搭載しました。フローティング&バランス・パワーアンプとは、出力段の左右チャンネルそれぞれの+側と−側、計4組の電力増幅回路をフローティングして出力段におけるプッシュプル動作の完全対称化(プル−プル化)を実現し、電源供給を含む全回路をグラウンドから完全に独立させて微細な電圧変動やグラウンドを巡る外来ノイズの影響を排除するヤマハの特許技術。出力ステージにはヒヤリングで厳選した同一極性MOS-FET出力素子を投入し、音の密度感や温度感、情報量をより豊かに再現します。
4. カスタムメイドの高精度ラダー抵抗型電子ボリューム素子を投入した3連パラレル方式音量&トーンコントロール
片チャンネルあたり3組のボリューム素子を、トーン使用時には音量/バス/トレブル調整用として1組ずつ、トーンディフィート時には音量調整用として3組並列で使用するヤマハ独自の3連パラレル方式音量&トーンコントロールを採用し、回路構成のシンプル化と高い調整精度を追求。デバイスにはA-S3000で実績を積んだ新日本無線(株)製のカスタムメイド高精度ラダー抵抗型電子ボリューム素子*を投入することで、より高品位な音質と長期にわたる信頼性を獲得しています。
- *:本製品のトーンコントロール回路はシングルエンド構成のため、使用するボリューム素子の数はA-S3000の半分です。
5. ヤマハHiFiの伝統を継承するMCヘッドアンプ付きフルディスクリート構成フォノイコライザー
かつてヤマハの名作コントロールアンプで熟成を重ねたフォノ回路を現代に甦らせた、贅沢なフルディスクリート構成フォノイコライザーをフラッグシップモデルA-S3000、およびA-S2100に引き続いて装備しました。特に、ヤマハHiFiの伝統に則ってスーパーローノイズ・トランジスターによるフルディスクリート構成を採用したMCヘッドアンプ部は、出力の低いMCカートリッジ使用時にも高いS/Nと低歪を確保。ご愛用のカートリッジやターンテーブルを使ったアナログオーディオの世界も存分にお楽しみいただけます。
【その他の特長】 ●信頼性の高い切削タイプの金メッキ仕上げRCA端子をすべてのRCA入出力系統に使用●ピーク/VU切り替え式レベルメーター●本質的にクリーンな電源供給を実現するフローティング方式大容量パワーサプライ●定評あるセンターフレーム方式を採用した高剛性筐体●設置を安定させて外部振動による音質への影響を抑制する特製レッグ●ヤマハピアノと同じ塗装・研磨工程による黒鏡面ピアノフィニッシュのサイドウッドを装着したシルバー/ピアノブラック(SP)、6面すべてを天然木突板張りで仕上げたナチュラルバーチのサイドウッドを装着したシルバー(S)の2タイプの外装色を用意●アルミフェイス採用のリモコンを付属
長期製品保証
末永く安心してご愛用いただくため、5年間の長期製品保証を付与いたします。
製品の販売について
充実した試聴環境と設置ノウハウを持つ販売店とのパートナーシップのもと、音楽を愛好する皆様が製品の価値を十分に納得されてご購入いただけますよう、努力してまいります。
A-S1100 主な仕様
定格出力 | 8Ω 20Hz~20kHz 0.07%THD | 90W+90W | |
---|---|---|---|
4Ω 20Hz~20kHz 0.07%THD | 150W+150W | ||
実用最大出力(JEITA) | 8Ω 1kHz 10%THD | 120W+120W | |
4Ω 1kHz 10%THD | 190W+190W | ||
音声入力 | 6系統(RCA4、MAIN1、フォノ〔MM/MC〕1) | ||
音声出力 | 2系統(プリアウト1、レックアウト1) | ||
ヘッドホン出力 | 1系統 | ||
その他端子 | 2系統(リモートイン1/アウト1、トリガーイン1) | ||
ダイナミックパワー(IHF) | 8Ω | 105W+105W | |
6Ω | 135W+135W | ||
4Ω | 190W+190W | ||
2Ω | 220W+220W | ||
ダンピングファクター | 8Ω 1kHz | ≧250 | |
入力感度/入力インピーダンス | CD 他 | 200mVrms/47kΩ | |
PHONO MM | 2.5mVrms/47kΩ | ||
PHONO MC | 100μVrms/50Ω | ||
MAIN IN | 1.0Vrms/47kΩ | ||
最大許容入力電圧 | CD 他 1kHz 0.5%THD | 2.8Vrms | |
PHONO MM 1kHz 0.5%THD | 50mVrms | ||
PHONO MC 1kHz 0.5%THD | 2.2mVrms | ||
定格出力電圧/出力インピーダンス | REC OUT | 200mVrms/1.5kΩ | |
PRE OUT | 1.0Vrms/1.5kΩ | ||
ヘッドホン定格出力 | CD 他 32Ω 1kHz 0.2%THD | 25mW+25mW | |
周波数特性 | CD 他~スピーカー出力Flat position 5Hz~100kHz | +0/-3dB | |
CD 他~スピーカー出力Flat position 20Hz~20kHz | +0/-0.3dB | ||
RIAAイコライザー偏差 | PHONO MM 20Hz~20kHz | ±0.5dB | |
PHONO MC 20Hz~20kHz | ±0.5dB | ||
全高調波歪率 | CD 他~スピーカー出力 20Hz~20kHz 50W/8Ω | 0.025% | |
PHONO MM REC OUT 20Hz~20kHz 2.8Vrms | 0.005% | ||
PHONO MC REC OUT 20Hz~20kHz 2.8Vrms | 0.02% | ||
S/N比(IHF-A ネットワーク) | CD 他 200mVrms 入力ショート | 100dB | |
PHONO MM 5mVrms 入力ショート | 90dB | ||
PHONO MC 500μVrms 入力ショート | 83dB | ||
残留ノイズ(IHF-A ネットワーク) | CD 他 | 50μVrms | |
チャンネルセパレーション | CD 他 入力5.1kΩ Terminated 1kHz/10kHz | 74dB/54dB以上 | |
PHONO MM 入力ショート 1kHz/10kHz Vol -30dB | 90dB/77dB以上 | ||
PHONO MC 入力ショート 1kHz/10kHz Vol -30dB | 66dB/65dB以上 | ||
トーンコントロール特性 | Bass | 可変幅 50Hz | ±9dB |
ターンオーバー周波数 | 350Hz | ||
Treble | 可変幅 20kHz | ±9dB | |
ターンオーバー周波数 | 3.5kHz | ||
電源電圧 | AC100V/50-60Hz | ||
消費電力 | 350W | ||
待機時消費電力 | 0.3W | ||
外形寸法(幅×高さ×奥行) | 435W×157H×463Dmm | ||
質量 | 23.3kg | ||
<付属品> | リモコン、単4乾電池(2本)、電源コード |
【製品情報】
ヤマハ プリメインアンプ 『A-S1100』
http://jp.yamaha.com/products/audio-visual/hifi-components/integrated-amplifiers/a-s1100__j/
この件に関するお問い合わせ先
■報道関係の方のお問い合わせ先
- ヤマハ株式会社
- 広報部 宣伝・ブランドマネジメントグループ 窪井、千葉
〒108-8568 東京都港区高輪 2-17-11
TEL:03-5488-6605
FAX:03-5488-5063
■一般の方のお問い合わせ先
- 株式会社ヤマハミュージックジャパン
- カスタマーサポート部
お客様コミュニケーションセンター
オーディオ・ビジュアル機器ご相談窓口
〒430-8650 静岡県浜松市中区中沢町10-1
TEL 0570-011-808(ナビダイヤル:全国どこからでも市内通話料金)
TEL 053-460-3409(上記番号でつながらない場合)
※このニュースリリースに掲載されている製品情報や問い合わせ先などは、発表日現在の情報です。
発表日以降に変更される場合もありますので、あらかじめご了承ください。
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