2015年07月08日 [音楽制作]
2015年09月29日
reface CP、reface YCの発売日を変更
好評を博したシンセサイザーなどを現代風にアレンジした4機種
ヤマハ コンパクトシンセサイザー
− 高品質な音源を搭載し、どこでも本格的な演奏が可能、9月1日より順次発売 −
ヤマハ コンパクトシンセサイザー『reface』シリーズ
写真左から 上段 『reface CS』『reface DX』 2015年9月1日発売
下段 『reface YC』『reface CP』 2015年11月2日発売 10月1日発売
ヤマハ株式会社は、デジタル楽器の新製品として、当社がこれまで発売し好評を博してきたシンセサイザーやキーボードを現代風にアレンジしたコンパクトシンセサイザー『reface(リフェース)』(reface CS、reface DX、reface CP、reface YC)を9月1日から順次発売します。
価格と発売日
品名 | 品番 | 価格 | 発売日 |
---|---|---|---|
ヤマハ モバイルミニキーボード |
reface CS | オープンプライス | 9月1日 |
reface DX | オープンプライス | ||
reface CP | オープンプライス | 11月2日 10月1日 |
|
reface YC | オープンプライス |
- ◎初年度販売予定数:合計5000台
製品の概要
当社は、1969年にコンボオルガン「YC10」を発売以来、ステージでのライブパフォーマンスから音楽制作シーンに至るまで、プロフェッショナルのキーボーディストのさまざまなニーズに応える製品を発売してきました。2001年にはフラッグシップシンセサイザーとして初代の「MOTIF(モチーフ)」を発売、その優れた音色、演奏性、操作性は、世界中のアーティストに認められ、あらゆる音楽シーンで使用されています。
◇
このたび発売する『reface CS』『reface DX』『reface CP』『reface YC』は、当社がこれまで発売し好評を博してきたシンセサイザーやキーボードを現代風にアレンジし、本格的な演奏性とコンパクトな筐体を両立させた新たなキーボードです。それぞれ基にしたシリーズ名を冠した4機種のラインアップを揃えています。4機種それぞれに特色のある高品質の音源を搭載し、レコーディングユースやステージユースにも対応する本格的な演奏性を実現しているほか、音の強弱を弾き分けることができる新開発のコンパクトな鍵盤「HQ mini」を搭載し、幅広い表現が可能です。また、オリジナルのデザインをモチーフにして新たにデザインしたこだわりの外装で、コンパクトながら存在感のある質感を実現しています。さらに、スピーカーを内蔵しており、乾電池での駆動もできるため、どこでも気軽に本格的な演奏を楽しむことができます。
詳細は以下の通りです。
主な特長
1.4機種それぞれに特色のある高品質な音源を搭載し、本格的な演奏が可能
● 『reface CS』
アナログシンセサイザーの発音構造をモデリングしたAN音源を搭載。シンプルなユーザーインターフェースながら、5種類のOSCプリセットと、LFO、AEG、FEG、エフェクターを装備しており、多彩な音作りを楽しむことが可能です。8音ポリフォニックでの演奏が可能なうえに、ルーパー機能も搭載しており、演奏のループ録音と再生をリアルタイムで行うことができます。
● 『reface DX』
FM音源を搭載し、好評を博したシンセサイザー「DXシリーズ」を彷彿とさせるサウンドを楽しめます。タッチ式スライダーで4オペレーターのFM音源のエディットが可能となっており、エフェクターも装備しているため幅広い音作りが可能です。『reface CS』と同様にルーパー機能を搭載していることに加え、32の音色メモリーも備えています。
● 『reface CP』
往年の代表的なエレクトリックピアノの発音構造をモデリングしたSCM音源を搭載しています。6種類の音色を搭載しており、ビンテージエフェクターを回路素子レベルでシミュレートした「VCMエフェクト」と合わせ、その当時の音のニュアンスを再現できます。「VCMエフェクト」は、エレクトリックピアノの種類に応じてトレモロ、ワウ、フェイザー、コーラスなど最適なエフェクトをプリセットしており、本格的な演奏を気軽に楽しむことができます。
● 『reface YC』
オルガン専用のOrgan Flutes音源を搭載。5種類の代表的なコンボオルガンの音色を搭載し、オルガンサウンドに欠かせないロータリースピーカーシミュレーターやパーカッション、コーラスを装備しており、迫力あるオルガン演奏を手軽に楽しむことができます。
2.新開発のコンパクトな鍵盤「HQ mini」
『reface』シリーズのために新たに開発したコンパクトな鍵盤「HQ mini」を搭載しています。鍵盤を弾く強さに応じて音の強弱を弾き分けられる演奏性にこだわり、コンパクトなサイズながら標準鍵盤と遜色のない幅広い表現を楽しむことが可能です。
3.高品位な質感
4機種の外装は、それぞれのオリジナルのデザインをモチーフにして新たにデザインしたものです。懐かしさと現代風のアレンジを両立させたほか、操作性や操作感の良さを重視したシンプルでわかりやすいユーザーインターフェースにもこだわり、コンパクトながら存在感のある高品位な質感を実現しています。
4.どこでも気軽に演奏可能
『reface』シリーズでは、4機種すべてにスピーカーを内蔵しており、本体のみで音を出すことが可能です。加えて、幅53cm、重量1.9kgのコンパクトな筐体で、電池駆動にも対応しているため、場所を選ばずに気軽に本格的な演奏を楽しむことができます。
主な仕様
品番 | reface CS | reface DX | reface CP | reface YC | |
---|---|---|---|---|---|
鍵盤 | 鍵盤数 | 37鍵 | |||
鍵盤 | HQ mini鍵盤 | ||||
イニシャルタッチ | ○ | ||||
音源 | 音源方式 | AN音源 | FM音源 | SCM音源 +AWM2 |
AWM音源 (Organ Flutes) |
最大同時発音数 | 8 | 8 | 128 | 128 | |
音色 | タイプ数 | 5 | 12(アルゴリズム) | 6 | 5 |
ボイス数 | - | 32 | - | - | |
エフェクト | ディスト―ション、 コーラス/フランジャー、 フェーザー、 ディレイ |
ディストーション、 タッチワウ、 コーラス、 フランジャー、 フェーザー、 ディレイ、 リバーブ |
ドライブ、 トレモロ、ワウ、コーラス、 フェーザー、 デジタルディレイ、 アナログタイプディレイ、 リバーブ |
ロータリースピーカー、 ディスト―ション、 リバーブ |
|
フレーズルーパー | ○ | ○ | - | - | |
ディスプレイ | タイプ | - | フルドットLCD (128×64ドット) |
- | - |
接続端子 | DC IN | DC IN(12V)端子 | |||
ヘッドフォン | PHONES(ステレオ標準フォーンジャック) | ||||
OUTPUT | L/MONO、R(標準フォーンジャック) | ||||
ペダル | FOOT CONTROLLER | SUSTAIN | SUSTAIN | FOOT CONTROLLER | |
AUX IN | ステレオミニジャック | ||||
USB | TO HOST | ||||
MIDI | ミニDIN IN/OUT | ||||
アンプ/ スピーカー |
アンプ出力 | 2W×2 | |||
スピーカー | 3cm×2 | ||||
電源 | 電源 | PA-130B(またはヤマハ推奨の同等品)、 単3乾電池×6本(別売)、充電式ニッケル水素電池対応 |
|||
消費電力 | 6W(電源アダプターPA-130B使用時) | ||||
電池寿命 | 約5時間(アルカリ電池使用時) | ||||
オートパワーオフ | ○ | ||||
サイズ/質量 | 寸法 | 530(W)×175(D)×60(H)mm | |||
質量(本体のみ) | 1.9kg | ||||
付属品 | 電源アダプター、MIDI変換ケーブル、取扱説明書、保証書 |
ご参考
CSシリーズについて
1977年に発売したコンボシンセサイザー「CSシリーズ」は、「DXシリーズ」が登場するまでの間に多くのモデルを発売しました。中でも「CS-80」は、スタジオだけでなくステージ向けの仕様も備えたフラッグシップのシンセサイザーで、同時に8音の演奏が可能、当時のアナログシンセサイザーとしては珍しかったタッチレスポンスやプリセットを備えていました。
DXシリーズについて
1983年、当社初のフルデジタルシンセサイザー「DX7」を発売しました。FM音源によるエレピやベース、ブラスなどの斬新な音色は、まだ、アナログシンセサイザーが主流だった当時のポピュラーミュージックシーンのサウンドを大きく塗り替えました。また、「DXシリーズ」は、MIDI(Musical Instrument Digital Interface)の搭載により、音楽制作シーンを大きく変えていくきっかけとなりました。
CPシリーズについて
1976年に発売した打弦式のエレクトリックグランド「CP70」は、その演奏性、可搬性が多くのアーティストのステージで認められました。表現力豊かで特徴的なサウンドは、今もなお数多く耳にすることができます。「コンボピアノ」すなわち“バンドで使うピアノ”というコンセプトは、現在のフラッグシップモデル「CP1」に引き継がれ、その表現力と演奏性は世界のトップアーティストから高い評価を得ています。
YCシリーズについて
1969年に発売した「YC10」は、バンド形態の音楽が世界中に浸透し始め、ステージ用のオルガン需要が高まってきた時代に登場した、コンパクトで可搬性に優れたコンボオルガンです。また、1972年に発売した「YC45D」は、多数のトーンレバーに加え、瞬時に音色を切り替えられるプリセット機能やタッチビブラートを備えるなど、最新のシンセサイザーにも迫る斬新な機能を凝縮していました。当時目指していた「表現力の高い鍵盤楽器」というコンセプトは、現在のシンセサイザーにも引き継がれています。
*文中の商品名、社名等は当社や各社の商標または登録商標です。
この件に関するお問い合わせ先
■報道関係の方のお問い合わせ先
- ヤマハ株式会社
- 広報部 宣伝・ブランドマネジメントグループ 橋本
〒108-8568 東京都港区高輪 2-17-11
TEL:03-5488-6605
FAX:03-5488-5063
■一般の方のお問い合わせ先
- 株式会社ヤマハミュージックジャパン
- お客様コミュニケーションセンター
シンセサイザー・デジタル楽器ご相談窓口
TEL 0570-015-808 (ナビダイヤル、全国共通番号)
※このニュースリリースに掲載されている製品情報や問い合わせ先などは、発表日現在の情報です。
発表日以降に変更される場合もありますので、あらかじめご了承ください。
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