ニュースリリース

2015年09月16日 [技術・サービス]

ヤマハ株式会社
株式会社髙島屋

【百貨店初】アプリを開くと、館内に流れている
アナウンスの内容がテキストで読める

髙島屋×ヤマハ Sound UD化プロジェクト
スマホアプリ「おもてなしガイド」を活用した
実証実験の実施について

- 9月30日より京都店にてスタート。日、英、中、韓に対応 -

PDFダウンロード(296Kb)

 ヤマハ株式会社(本社:静岡県浜松市、代表取締役社長:中田卓也、以下、ヤマハ)と、株式会社髙島屋(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長:木本茂、以下、髙島屋)は、全てのお客様に髙島屋店舗内で流れる館内アナウンスの内容をお伝えしていくことを目指して、ヤマハが開発したスマートフォンアプリ「おもてなしガイド」を活用した実証実験を実施します。本実証実験は、「髙島屋×ヤマハSound UD化プロジェクト」として2015年9月30日(水)から12月29日(火)までの約3ヶ月間を予定しています。

髙島屋 京都店

 本プロジェクトは、アナウンス音のユニバーサルデザイン化に向けた取り組みです。日本語によるアナウンスを聞き取ることが難しい訪日外国人のお客様が、この「おもてなしガイド」アプリを利用することで、店内で流れているアナウンスの内容を、英語や中国語(簡体字・繁体字)、韓国語に翻訳された文章としてスマホで読むことができます。提供される文章は、インターネットに接続することなく閲覧することが可能です。

 本実証実験は、一般のお客様でも「おもてなしガイド」アプリを使って、ご体験いただくことができます。日本語にも対応しており、訪日外国人観光客にとどまらず、高齢のお客様や聴覚障がい者の方などにもご利用いただけるなど、幅広いユニバーサルサービスの可能性を秘めています。期間中は、お客さまへのアンケートによる定性調査を行うことで、百貨店におけるアナウンス音声のユニバーサルデザインに関するあり方の検討および「おもてなしガイド」の更なる機能追加や使い勝手の向上を目指します。なお、「おもてなしガイド」の百貨店での展開は今回が初となります。

 髙島屋では、大幅に増加傾向にある訪日外国人のお客様に対し、館内サービスの充実や、訪日前の現地における情報発信に積極的に取り組んでいます。今回の実証実験を通して、従来のフロアガイド等の文字情報だけでなく、音声情報も多言語化していくことで、よりどなたでもお買い物を楽しんでいただけるよう、快適な施設の環境整備に努めてまいります。今回の京都店を皮切りに、今後、他店舗にもこの実証実験の取り組みを広げていく予定です。

 一方ヤマハは、多くの企業と協力することで、「おもてなしガイド」アプリがひとつあれば、参加施設や場所のどこへ行っても、音のユニバーサルデザインのサービスを受けられる、外国人観光客や高齢者、聴覚障がい者にも優しい社会の実現を目指しています。この度、髙島屋と協働することで、サービスの本格化に向けた取り組みを強化していきます。

 両社は、こうした実証実験を通して、「音のユニバーサルデザイン化」を推進し、すべての人にやさしい社会づくりに貢献していきたいと考えています。

実証実験「髙島屋×ヤマハ Sound UD化プロジェクト」概要

アプリ イメージ

アプリ イメージ

 

対象店舗: 髙島屋 京都店
期間: 2015年9月30日(水)~2015年12月29日(火)
内容: 実証実験対象アナウンスが流れている時にアプリを開くと、
アナウンスの内容を対象言語で読める
対象言語: 日本語・英語、中国語(簡体、繁体)、韓国語
対象アナウンス: 館内でのお客様への定時放送
(店舗案内、閉店お知らせなど)
アプリ名称: 「おもてなしガイド」
アプリ概要: 対応環境:iOS 7.0以降対応(無償ダウンロード可能)
*Android版は現在開発中
ウェブサイト: http://omotenashiguide.jp/

おもてなしガイドとは

 「おもてなしガイド」は、多数の出願中特許を採用した「音のユニバーサルデザイン化」を支援するシステムです。本システムを導入すると、日本語のアナウンスを流すだけで、自動的に外国語のアナウンスを付与したり、多言語化された文字情報をインターネット環境のないユーザーのスマートフォンにも提供できるようになります。本システムは、既存のスピーカーやアナウンス設備などを活かしたまま導入することも可能です。自動放送はもちろんのこと、国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)との共同研究により、肉声アナウンスへの対応も強化しています。

 ユーザーは、「おもてなしガイド」アプリがひとつあれば、さまざまな導入施設や交通機関のどこへ行っても、音のユニバーサルデザインのサービスを受けることが可能になります。翻訳情報が必要のない方には、普通の音声としてしか聞こえないため、利便性も低下しません。現在、様々な企業、自治体と連携をし、実証実験「Sound UD化プロジェクト」を実施しております。

「おもてなしガイド」ウェブサイト: http://omotenashiguide.jp/

*このニュースリリースに掲載されている製品情報や問い合わせ先などは、発表日現在の情報です。
発表日以降に変更される場合もありますので、あらかじめご了承ください。

*「おもてなしガイド」、「おもてなしアプリ」、「音のユニバーサルデザイン」は、ヤマハ株式会社の登録商標です。

*「Android」は、Google Inc.の商標または登録商標です。

*その他の文中の商品名、社名等は当社や各社の商標または登録商標です。

この件に関するお問い合わせ先

■報道関係の方のお問い合わせ先

ヤマハ株式会社
広報部 広報グループ 新川(あらかわ)
〒108-8568 東京都港区高輪2-17-11
TEL:03-5488-6601
FAX:03-5488-5060

■企業の方、一般の方のお問い合わせ先

ヤマハ株式会社
事業開発部 ニューバリュー推進室 担当:瀬戸、石田
〒108-8568 東京都港区高輪2-17-11
TEL:03-5488-5070
FAX:03-5488-6485

※このニュースリリースに掲載されている製品情報や問い合わせ先などは、発表日現在の情報です。
発表日以降に変更される場合もありますので、あらかじめご了承ください。

関連リンク

http://omotenashiguide.jp/

Get Adobe Reader

PDFファイルをご覧いただくには、Adobe社の Adobe Reader®が必要になります。
最新の Adobe Readerは Adobe社のサイトより無料でダウンロード可能です。

Adobe® Reader™

ページトップへ戻る