2016年04月05日

デジタル・ミキシング・システム「RIVAGE PM10」のシステム構築をより柔軟に

ヤマハ I/Oラック『RPio222』

− コンパクトなモデルの追加でさらに柔軟に分散配置システムの構築が可能に、9月発売 −

[ 画像 ] ヤマハ I/Oラック『RPio222』 2016年9月発売 (I/Oカードは別売)
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ヤマハ I/Oラック『RPio222』
2016年9月発売
(I/Oカードは別売)

ヤマハ株式会社は、プロフェッショナルオーディオ機器の新製品として、デジタル・ミキシング・システム「RIVAGE PM10」用I/Oラック「RPio622」をコンパクトにまとめたI/Oラック『RPio222』を9月に発売します。

品名 品番 価格 発売日
ヤマハ I/Oラック RPio222 オープンプライス 2016年9月

当社は、1887年の創業以来、楽器の分野だけでなく音響機器の分野においても革新的な製品を提供してきました。2001年に発売した「PM1D」は、大規模ライブSR(Sound Reinforcement:コンサート用音響)に特化したフルデジタルコンソールとして、その卓越した音声処理技術、高度な機能性と信頼性により高い評価を獲得し、以後のライブコンサートや劇場における音響システムに大きな変革をもたらしました。そして昨年末、ホール、スタジアム、野外などでの大規模ライブSRにおける新世代フラッグシップモデルとなるデジタル・ミキシング・システム「RIVAGE PM10」の出荷を開始、世界各地の大規模コンサートの現場で稼働がはじまっています。

このたび発売する『RPio222』は、アナログ入力、アナログ出力、デジタル入出力などの「RIVAGE PM10」システム専用カードを装着できるRYスロットなどを備えたI/Oラックです。先行モデル「RPio622」の半分となる5Uサイズを実現し、より設置場所の自由度を高めました。
『RPio222』の追加により、入出力を各所に分散配置するライブサウンドやブロードキャスト、ホールや劇場などでの「RIVAGE PM10」を用いた音響システムの構築が、規模や用途に応じてさらに柔軟に行えるようになります。

詳細は以下の通りです。

1.より設置の自由度を高める5Uの高さを実現

『RPio222』は、「RIVAGE PM10」システム専用カードを装着できるRYスロットを2基とすることにより、先行モデル「RPio622」の半分となる5Uサイズを実現し、より設置場所の自由度を高めました(「RPio622」のRYスロットは6基)。さらに「RPio622」と同様に、フロントパネルには30種類を超える各種カードを装着できるMini-YGDAIスロットを2基装備、リアパネルには「RIVAGE PM10」の基幹インフラであるヤマハ専用のネットワークプロトコルTWINLANeに対応した入出力カードと、外部機器との接続用としてDanteに対応した入出力カードを装着できるHYスロットを2基装備しています。

2.多彩な入出力環境を構築

RYスロットに装着する別売の専用カードとして、「RIVAGE PM10」システムに多彩な入出力環境を構築できる3種類のI/Oカードを用意しています。16チャンネルのマイク/ライン入力カード「RY16-ML-SILK」、16チャンネルのアナログ出力カード「RY16-DA」、16チャンネルのデジタル入出力カード「RY16-AE」、すべてのカードが44.1 kHzから96kHzのサンプリング周波数に対応しています。
中でも「RY16-ML-SILK」は、「RIVAGE PM10」のサウンドに最上級の質感を与える重要なカードです。アナログ段におけるヤマハが一貫して取り組んできた透明感のあるナチュラルサウンドと、デジタル段におけるRupert Neve Designs社のトランスフォーマー回路およびSILKプロセッシングより、音楽的な空気感豊かなサウンドを実現できるハイブリッドマイクプリアンプを装備しています。

3.より高い信頼性のために電源の二重化にも対応

『RPio222』には2台の電源ユニットを内蔵しており、電源の二重化にも標準で対応しています。このため、より高い信頼性が求められる環境下でも安心して使用できます。なお、将来のファームウェアアップデートにより、『RPio222』と「RPio622」をあわせて最大8台まで1つのTWINLANeネットワークに接続することができるようになります。

I/Oスロット RYスロット×2、MYスロット×2、HYスロット×2(TWINLANe, Dante)
コントロール入出力 WORD CLOCK IN/OUT、FAULT OUTPUT
電源電圧 100-240V, 50/60Hz
消費電力 115W
温度範囲 動作温度範囲:0~40℃、保管温度範囲:-20~60℃
寸法(W×H×D)、質量 480×232×491 mm(ゴム足含む)、19 kg
付属品 取扱説明書、電源コード×2、ユーロブロックプラグ3pin
オプション(別売品) RYカード、HYカード、Mini-YGDAIカード *1

デジタル・ミキシング・システム「RIVAGE PM10」の詳細はウェブサイトで、導入事例はFacebookで紹介しています。

デジタル・ミキシング・システム「RIVAGE PM10」製品情報
http://www.yamahaproaudio.com/japan/ja/products/mixers/rivage_pm10/

Yamaha Commercial Audio Japan Domestic / ヤマハ コマーシャルオーディオジャパン Facebook
https://www.facebook.com/YamahaCommercialAudioJapan/

Yamaha Commercial Audio グローバルサイト > ニュース (英語サイト)
http://www.yamahaproaudio.com/global/en/news_events/newsrelease/

[ 画像 ] デジタル・ミキシング・システム「RIVAGE PM10」 写真左より I/Oラック「RPio622」、コントロールサーフェス「CS-R10」、DSPエンジン「DSP-R10」 (I/Oカード等は別売)
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デジタル・ミキシング・システム「RIVAGE PM10」
写真左より I/Oラック「RPio622」、コントロールサーフェス「CS-R10」、DSPエンジン「DSP-R10」
(I/Oカード等は別売)
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